全国の活断層「Sランク」とは。今後30年で3%以上、家族で備える防災の第一歩

NBC長崎放送の記事と地震調査研究推進本部(地震本部)のデータを起点に、活断層の危険度ランクを整理します。政府は全国の「主要活断層帯」を今後30年以内の地震発生確率でランク分けし、最も高い「Sランク」は発生確率3%以上で全国に32カ所。さらに切迫している「S*ランク」は、前回の地震から平均活動間隔の70%以上が経過したものです。活断層の地震は数千年周期のため確率は小さく見えますが、「起きない」という意味ではありません。確率に振り回されず「どこでも起こりうる」と考えて備えることが大切。連絡方法・防災用品・点検の予定を、いえのーとのメモ・買い物リスト・TODOで家族と共有するコツを紹介します。

防災グッズを用意して家族で備える様子

「自分の住む地域の地震リスクって、実際どのくらいなんだろう」——大きな地震のニュースを見るたび、気になる方も多いはずです。政府が公表する活断層の「危険度ランク」を紹介したニュースを起点に、家族で備える防災の第一歩を考えます。

最も危険な「Sランク」とは

政府の地震調査研究推進本部(地震本部)は、全国の「主要活断層帯」について、今後30年以内に地震が発生する確率をもとに危険度をランク分けしている。最も高い「Sランク」は発生確率が3%以上で、全国に32カ所ある。さらにそのなかでも、前回の地震から平均活動間隔の70%以上の時間がすでに経過し、切迫していると考えられるものは「S*(エスアスタリスク)ランク」とされる。活断層で起きる地震は発生間隔が数千年と長いため、30年間の確率は数字上小さく見えても、決して「起きない」という意味ではないと注意が呼びかけられている。

出典:NBC長崎放送「【全国活断層一覧】最も危険な『Sランク』と『S*ランク』都道府県別」(NBC長崎放送、TBS NEWS DIG、2026年8月17日)/データは地震調査研究推進本部より

数字で見る「活断層のランク」

3%以上Sランクの発生確率今後30年以内
32カ所全国のSランク断層帯最も危険度が高い分類
70%以上S*ランクの経過割合平均活動間隔に対して経過

注意したいのは、「確率が低い=安全」ではないという点です。活断層の地震は数千年に一度の周期で起きるため、30年間の確率はどうしても小さな数字になりがち。それでも、ひとたび起きれば大きな被害につながります。地域ごとの詳しい断層名や活動間隔は、地震調査研究推進本部の長期評価で確認できます。まずは「我が家の近くにどんな断層があるか」を知ることが第一歩です。

確率に振り回されず、「できる備え」を

地震のリスクは、数字を見て不安になるだけでは意味がありません。大切なのは、確率の高低にかかわらず「どこでも起こりうる」と考え、できる備えを整えておくことです。

  • 家具の固定を見直す……転倒防止の器具などで、寝室やリビングの安全を確保しましょう
  • 非常持ち出し品を準備する……水・食料・常備薬・モバイルバッテリーなどを、家族の人数分そろえておきます
  • 家族の連絡・集合方法を決める……災害時にどう連絡を取り、どこに集まるかを事前に話し合っておきましょう
  • 避難場所・経路を確認する……ハザードマップで自宅周辺の危険や避難所を確認しておきます

いえのーとで「家族の防災」を仕組みにする

防災は「いつかやろう」と思っているうちに後回しになりがち。いえのーとで家族の共通の備えにしておくと、いざというときに落ち着いて動けます。

メモに「連絡方法・集合場所」を書いておく

災害時の連絡手段や集合場所、家族それぞれの緊急連絡先をメモにまとめておきましょう。子どもにも分かるように書いておくと安心です。

買い物リストで「防災用品」を家族と共有する

非常食・水・電池・救急用品など、備えておきたいものを買い物リストにまとめ、家族で分担してそろえましょう。期限のあるものは補充も忘れずに。

TODOで「点検・更新」を定期的に

「家具の固定を確認する」「非常食の賞味期限をチェックする」などをTODOにして、定期的に見直す習慣をつけましょう。備えは"一度きり"ではなく、続けることが大切です。

「知って、備える」が家族を守る

活断層のランクは、不安をあおるためのものではなく、備えのきっかけにするための情報です。確率の数字に一喜一憂するより、「どこでも起こりうる」と考えて、日ごろから備えておくことが家族の安心につながります。

連絡方法や防災用品、点検の予定を、いえのーとのメモ・買い物リスト・TODOで家族と共有して、いざというときに動ける備えを整えておきましょう。

参考・引用元

NBC長崎放送「【全国活断層一覧】最も危険な『Sランク』と『S*ランク』都道府県別」(TBS NEWS DIG/データは地震調査研究推進本部より)
arrow_backコラム一覧に戻る