道路の陥没や水道管の破裂といったニュースを見て、「インフラは大丈夫なの?」と不安に思ったことはありませんか。その背景にある「現場仕事の担い手不足」を取り上げた記事を起点に、子どもの進路や仕事選びを家族で考えてみます。
「現場仕事」を希望しない若者と、インフラへの影響
UZUZグループが施工管理職などに関して実施した意識調査(457名対象)によると、「20代で年収500万円を目指せる施工管理職を希望するか」という問いに対し、「希望しない」が75.7%、「収入以外の条件も良いなら検討する」が24.3%という結果になった。建設業界では人手不足を背景に事業縮小を迫られ、地方で公共事業の入札ができない企業も出てくるなど、インフラ整備への影響が指摘されている。記事は、若い世代の建設・現場仕事の敬遠が、社会インフラの維持という課題につながっている現状を伝えている。
出典:東洋経済オンライン「老朽化で道路陥没…Z世代『年収500万でもブルーカラーは嫌』が引き起こす『インフラ整備は後回し』の実情」(2026年7月20日)
数字だけを見ると「若者が現場仕事を避けている」と映りますが、その背景には、労働環境やイメージ、働き方への価値観の変化など、さまざまな要因があります。大切なのは、どの仕事にも優劣はなく、社会は多様な仕事で支えられているという視点です。私たちの暮らしは、道路や水道を維持してくれる人たちがいて初めて成り立っています。
「仕事選び」を家族で話すときの視点
このニュースは、子どもの進路や、大人自身の働き方を家族で考えるきっかけにもなります。次のような視点を持って話し合ってみましょう。
- 収入だけで測らない……給料は大事な要素ですが、やりがい・働き方・生活とのバランスなど、多面的に考えることが大切です
- 仕事に貴賎はない……どんな仕事も社会を支えているので、「イメージ」だけで選択肢を狭めないようにしたいものです
- 本人の適性・興味を大切に……向き・不向きや「好き」は人それぞれなので、親の価値観を押し付けず、本人の気持ちを尊重しましょう
- 社会の担い手という視点……「暮らしを支える仕事」への理解は、進路選びだけでなく、社会を見る目も育てます
正解を急いで決める必要はありません。いろいろな仕事を知り、家族で対話を重ねること自体が、子どもにとって大きな学びになります。
いえのーとで「進路・働き方の対話」を続ける
進路や仕事の話は、一度で結論が出るものではありません。いえのーとを使って、家族の対話を少しずつ積み重ねていきましょう。
メモに「気になった仕事・興味」を書きためる
子どもが興味を持ったこと、家族で話題になった仕事などをメモに書きためておきましょう。あとで見返すと、本人の関心の変化が見えてきます。
カレンダーで「進路を話す機会」をつくる
進路説明会や職業体験、オープンキャンパスなどの予定をカレンダーで共有しておきましょう。折にふれて話す機会を持つことが、あわてない進路選びにつながります。
TODOで「一緒に調べる」を分担する
「気になる仕事を調べる」「働いている人の話を聞いてみる」など、一緒に取り組むことをTODOにしておきましょう。親子で調べる時間そのものが、対話のきっかけになります。
どの仕事も、暮らしを支えている
現場仕事の担い手不足は、私たちの暮らしに直結する社会の課題です。だからこそ、「どんな仕事も大切だ」という視点を、家族で共有しておきたいものです。
気になった仕事や進路の話題を、いえのーとのメモ・カレンダー・TODOで家族と共有して、子どもの「自分らしい選択」をじっくり応援していきましょう。
