中古でも東京23区は2割が「億ション」。マイホーム計画を家族で見直すヒント

東京23区の中古マンションのうち1億円超の「億ション」が2025年に18.8%に達し、2020年の3.4%から5年で大きく増えました。新築も首都圏の平均価格が9,383万円と過去最高に。価格高騰で「新築一択」ではなくなったいま、マイホーム計画を家族でどう進めるか、いえのーとのメモ・TODO・カレンダーを使った共有のコツを紹介します。

リビングでマンションや戸建ての資料を広げながら住まいの計画を話し合う夫婦の様子

中古でも東京23区は「2割が億ション」に

LIFULL HOME'Sの調査によると、東京23区の中古マンションのうち価格が1億円を超える「中古億ション」の割合は、2025年に**18.8%**となった。2020年の3.4%から5年で15.4ポイント上昇し、流通している中古マンションのおよそ5軒に1軒が億ションという計算になる。特に港区は58.6%と約6割に達し、都心部での価格上昇が際立つ。

出典:株式会社LIFULL「【23区の中古億ション率は18.8%】LIFULL HOME'Sが中古億ション率を調査、港区の中古億ション率は約6割にまで増加」(2026年5月19日)

「億ション」というと真新しいタワーマンションを思い浮かべがちですが、いまや中古でも東京23区では珍しくない価格帯になりつつあります。新築だけでなく中古の値上がりも続いていることは、「予算を抑えるなら中古」という従来の前提が、エリアによっては成り立たなくなってきていることを示しています。

18.8%23区の中古億ション率(2025年)2020年は3.4%
58.6%港区の中古億ション率約6割が1億円超

新築も首都圏で平均9,383万円と過去最高

中古の値上がりの背景には、新築マンション価格の高騰があります。

不動産経済研究所のまとめでは、2025年度の首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の新築分譲マンションの1戸あたり平均価格は、前年度比15.3%高い9,383万円となり、5年連続で過去最高を更新した。

出典:日本経済新聞「首都圏新築マンション価格、最高の9383万円 25年度は15%高」(2026年4月20日)

建設コストや人件費の上昇が続くなかで、新築価格はこの5年で大きく水準が切り上がりました。新築が手の届きにくい価格になると、買い手の関心が中古に向かい、その中古もまた値上がりする——という連鎖が、いまの都市部のマンション市場で起きています。

「新築一択」ではなくなった住まい選び

価格が上がり続けるなかで、住まい選びの選択肢そのものが広がっています。新築マンションにこだわらず、中古マンションや戸建ても含めて比較する家庭が増えてきました。同じ予算でも、マンションか戸建てか、新築か中古か、エリアをどこにするかで、得られる広さや住み心地は大きく変わります。

報道では、価格高騰を受けてマンションをあきらめ、同じ予算で広さを確保しやすい戸建てを選んだ世帯の事例も紹介されています(この動きの詳細は産経新聞「中古でも東京23区は2割が『億ション』」(Yahoo!ニュース掲載)の元記事を参照)。

大切なのは、「新築が高いから」と一つの選択肢に飛びつくのではなく、複数の選択肢を家族で並べて比べることです。月々の返済額だけでなく、通勤・通学のしやすさ、将来の売りやすさ、維持費まで含めて見比べると、家庭ごとに納得できる答えが見えてきます。

いえのーとでマイホーム計画を家族で共有する

住まい選びは、夫婦や家族の間で情報や優先順位がそろわないまま話が進みがちな場面です。いえのーとを使って、検討に必要な情報を同じ場所に集めておきましょう。

メモで物件・価格情報を記録する

気になる物件の価格・広さ・エリア、内見した印象などを、いえのーとのメモに書きとめておきましょう。新築・中古・戸建てを横断して比較するときも、同じ場所に情報がそろっていれば、「あの物件いくらだったっけ」という会話が減り、条件をもとに落ち着いて議論できます。

TODOで住まい探しの「やること」を段取りする

物件探し・資金計画・住宅ローンの事前審査・内見の予約・契約と、住まい選びには多くのステップがあります。いえのーとのTODOに項目を登録して担当を決めておくと、「誰が何をするか」が明確になり、どちらか一方に負担が偏ることを防げます。「ファイナンシャルプランナーに相談する」「複数の物件サイトを比較する」など、後回しにしがちなことも登録しておきましょう。

カレンダーで内見・契約の予定を共有する

内見の予約、住宅ローンの事前審査の回答期限、契約日や引き渡し日など、住まい選びには期日がいくつも発生します。いえのーとのカレンダーに登録して家族全員と共有しておけば、「その日は予定が入っていた」「聞いていなかった」といったすれ違いを防げます。

価格に振り回されず、家族で納得して決める

中古でも億ションが珍しくなくなり、新築も過去最高値を更新するなかで、住まい選びは以前にも増して「比べて、納得して決める」ことが大切になっています。価格のニュースに一喜一憂するより、自分たちの予算と暮らし方に合う選択肢を冷静に見比べることが、後悔の少ない判断につながります。

いえのーとのメモ・TODO・カレンダーを使って、マイホーム計画を家族の「共有プロジェクト」として進めてみましょう。

参考・引用元

株式会社LIFULL「【23区の中古億ション率は18.8%】LIFULL HOME'Sが中古億ション率を調査、港区の中古億ション率は約6割にまで増加」
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