「パートだから、ボーナスも手当もないのは仕方ない」——そう思って働いてきた方に関わる制度が、2026年10月から変わります。正社員とパートの「同一労働同一賃金」の新ルールを伝えるニュースを起点に、家族の働き方を考えてみます。
10月から「同一労働同一賃金」の新ルール
2026年10月から、正社員とパートタイム労働者の待遇差をめぐる「同一労働同一賃金」のルールが強化される。背景には正社員とパートの大きな待遇差があり、月間給与の差はおよそ5.5倍。この差は労働時間の違いに加え、6月分の給与に夏の賞与が含まれることで開きが強調されたものだという。
出典:LIMO「【正社員とパート】給料差5.5倍の裏にある「労働時間」と「賞与(6月分)」の影響とは?2026年10月から《同一労働同一賃金》3つの新ルール」(2026年8月30日)
2026年10月の改正は、(1)パート・有期労働者を雇うときに示すべき労働条件の追加、(2)同一労働同一賃金ガイドラインの見直し、(3)雇用管理の改善措置の変更、の3点です。詳細は厚生労働省「2026年10月からパートタイム・有期雇用のルールが変わります―3つの改正ポイント」で公開されています。給与差の元データは厚生労働省「毎月勤労統計調査」、パートの有効求人倍率0.88倍(前年同月比0.06ポイント低下)は厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」によるものです。
数字で見る「正社員とパートの差」
給与差の大きさは働いた時間の差も映しているため、そのまま「同じ仕事で5.5倍の格差」を意味するわけではありません。それでも、「同じ仕事なら、雇用形態が違っても不合理な待遇差をつけない」というのが同一労働同一賃金の考え方です。パートで働く家族がいる家庭にとっては、賞与や各種手当などの待遇が見直されるきっかけになるかもしれません。
我が家の「働き方」を見直すヒント
制度が変わるタイミングは、家族の働き方を見直す好機です。次の点を確認してみましょう。
- 自分の待遇を確認する……賞与や手当、休暇など、今の待遇がどうなっているかを把握しておきましょう
- 改定でどう変わるか調べる……勤務先で待遇がどう見直されるか、10月以降の変化を確認します
- 世帯全体で働き方を考える……収入や扶養の範囲も含め、家族全体でバランスを考えましょう
- 不明点は相談する……待遇に疑問があれば、勤務先や公的な相談窓口に確認するのも一つの方法です
いえのーとで「家族の働き方とお金」を共有する
働き方や収入は、家族の家計に直結します。いえのーとで共有しておくと、世帯全体で考えやすくなります。
メモに「働き方・待遇の情報」を書いておく
家族それぞれの勤務形態や、賞与・手当などの待遇をメモにまとめておくと、世帯全体の収入や家計を見渡しやすくなります。
カレンダーに「制度改定日」を入れておく
「10月から新ルール」など、制度が変わる日をカレンダーに登録しておきましょう。変化を見逃さず、待遇の確認もしやすくなります。
TODOで「確認すること」を分担する
「待遇を確認する」「扶養の範囲を調べる」などをTODOにして家族で分担すると、面倒な確認も進めやすくなります。
制度の変化を、暮らしの見直しに
同一労働同一賃金の強化は、働く人の待遇改善につながる可能性のある変化です。制度を「難しそう」と敬遠せず、我が家の働き方や家計を見直すきっかけにしていきましょう。
働き方や待遇の情報を、いえのーとのメモ・カレンダー・TODOで家族と共有して、家族みんなが納得できる働き方を考えていきましょう。
