7月の食品値上げは2,566品目、中東情勢が影響
主要な食品メーカー195社における7月の飲食料品値上げは2,566品目に達した。単月で2,000品目を超えるのは4月以来3ヶ月ぶり。値上げが多い分野は即席めん・缶詰などの「加工食品」(1,084品目)、食パン・菓子パンなどの「パン」(1,078品目)。2026年通年の値上げ品目数は累計1万4,902品目(1〜11月判明分)で、年間2万品目ペースとなる見込み。値上げ要因は「原材料高」92.5%、「物流費」71.9%、「包装・資材」69.8%(前年比+10.5ポイント)で、ホルムズ海峡の混乱に伴う原油・ナフサ高騰が資材コストの上昇につながっている。9月には年間最多となる3,000品目超えの値上げが見込まれている。
出典:帝国データバンク「飲食料品値上げ、7月は2566品目 年間2万品目ペース 『中東発』値上げラッシュ、夏以降に本格化」(2026年6月30日)
これまでの値上げは原材料費や物流費の上昇が主な要因でしたが、今回新たに浮き上がってきたのが「包装・資材」の上昇です。トレーやフィルムなど食品パッケージの多くは石油由来の樹脂素材でできているため、中東情勢の悪化による原油高が、直接目に見えない形で食品価格に響いています。値上げの理由が多様化している分、家計への影響も長期化しやすいと考えられます。
値上げの内訳と今後の見通し
加工食品とパンで値上げ品目の8割近くを占めていることから、日々の食卓に直結する主食・常備品ほど値上げの影響を受けやすい状況です。特に即席めんやパンは子どものいる家庭では買い置きしやすい食材だけに、まとめ買いのタイミングによって年間の食費が変わってきます。
「夏以降に本格化」という見通しをどう受け止めるか
値上げが7月だけの一時的なものではなく、9月にかけてさらに増えていく見通しが示されている点が今回の特徴です。値上げのペースが年間を通じて緩やかに上がっていくとすれば、「今月は大丈夫だった」と安心せず、数ヶ月先を見据えた買い物の仕方を考えておく方が安心です。
とはいえ、値上げの品目数だけを見て過度に不安になる必要もありません。値上げ率は品目や時期によって差があり、代替できる商品や特売のタイミングを活用することで、実際の負担を抑えられる場面も多くあります。
いえのーとで値上げラッシュに備える
買い物リストで「よく買う商品の値段」を把握する
普段よく買う加工食品やパンをいえのーとの買い物リストに登録しておき、値上げ前後の価格をメモしておくと、実際にどれくらい負担が増えたのかが見えやすくなります。特売のタイミングで買うべきものを判断する材料にもなります。
メモに「代替できる商品」を書き出しておく
値上げ幅が大きい商品については、プライベートブランドや別メーカーの商品への切り替えを検討する家庭も増えています。「この商品はここまで値上がりしたら別のものに切り替える」といった我が家の基準をいえのーとのメモに書いておくと、店頭で迷わず判断できます。
カレンダーで値上げのタイミングを家族で共有する
値上げは月初めに集中する傾向があるため、「月初は特売品を中心に買う」「ボーナス月にまとめ買いする」といった買い物のタイミングをいえのーとのカレンダーに入れておくと、家族で買い物の方針を揃えやすくなります。
値上げの波を、家族の買い物習慣の見直しに
食品の値上げは今後も続くことが見込まれており、一つひとつの品目に一喜一憂するより、家計全体の買い物の仕組みを見直す方が長い目で見て効果的です。
いえのーとの買い物リスト・メモ・カレンダーを活用して、値上げラッシュのなかでも家族で無理なく食費を管理できる仕組みをつくっていきましょう。
