夏休みは子どものスマホトラブルに注意。高額課金・長時間利用・SNSの危険から家族で守るヒント

ITジャーナリスト・高橋暁子氏(成蹊大学特別客員教授)のコラム(Yahoo!ニュース エキスパート)を起点に、夏休み中に増えやすい子どものスマホトラブルを整理します。保護者や先生の目が届きにくくなる長期休暇は、ゲームの高額課金、長時間利用による生活リズムの乱れ(昼夜逆転から不登校につながる例も)、SNSで知人を装う大人による被害など、リスクが高まる時期。NTTドコモモバイル社会研究所の調査では、親子の会話時間が長いほど、子どものオンラインの交友関係を把握できている傾向があるといいます。頭ごなしに禁止するのではなく、家族でルールを決め、ペアレンタルコントロールを設定し、日ごろから対話することが大切。夏休みのスマホとの付き合い方を、いえのーとのメモ・TODO・カレンダーで家族と共有するコツを紹介します。

親子で一緒にスマートフォンの使い方やルールを確認する様子

楽しい夏休み。でも、子どもがスマホと過ごす時間が増えるこの時期は、思わぬトラブルが起きやすいタイミングでもあります。専門家のコラムを起点に、家族で気をつけたいポイントと備えを整理します。

長期休暇に増える、子どものスマホトラブル

夏休みなどの長期休暇は、保護者や教員の目が届きにくくなるため、子どものスマートフォンに関するトラブルが増えやすい。代表的なものとして、ゲームなどでの高額課金、長時間利用による生活リズムの乱れ(昼夜逆転から不登校につながる例も)、SNSで知人を装う悪意ある大人による性被害や誘拐のリスクなどが挙げられる。NTTドコモモバイル社会研究所の調査によると、親子の会話時間が長い家庭ほど、子どものオンライン上の交友関係を把握できている傾向があるという。

出典:高橋暁子「夏休み中注意したい子どものスマホトラブルとは—ゲームの高額課金、長時間利用、悪意ある大人からの誘拐も」(Yahoo!ニュース エキスパート、2026年7月25日)/親子の会話に関する調査はNTTドコモモバイル社会研究所より

数字で見る、子どもとネットの今

子どもにとって、インターネットはすでに生活の一部。だからこそ、リスクも身近にあります。公的な調査から、実態を数字で見てみましょう。

99.0青少年のインターネット利用率小98.5/中99.2/高99.3%
5時間27分平日1日の平均利用時間こども家庭庁・令和7年度調査
約33万円未成年のゲーム課金相談の平均額国民生活センター(2022年度)

※利用率・利用時間はこども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」(速報値、平日1日あたり)、課金相談は国民生活センター「子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面に注意!!」(2024年3月13日公表)より。小中高生が契約当事者のオンラインゲーム相談は2022年度で4,024件にのぼります。

平日1日あたり平均で5時間半近く、しかも利用率はほぼ100%。子どもがネットに触れる時間が長いぶん、トラブルの入り口も身近にあります。どれも「うちは大丈夫」と思いがちなことばかりですが、監視の目がゆるむ長期休暇は、誰にでも起こり得ます。大切なのは、トラブルを頭ごなしに禁止で防ごうとするのではなく、家族で仕組みと対話の両方を整えておくことです。

家族で取り組みたい3つの備え

子どもを危険から守りつつ、スマホと上手に付き合うために、次の3つを家族で進めましょう。

  • ルールを一緒に決める……使う時間帯・場所・課金の可否などを、親が一方的に決めるのではなく、子どもと話し合って決めると守られやすくなります
  • ペアレンタルコントロールを設定する……各携帯キャリアやスマホのOSにある利用時間の制限、課金の制限、有害サイトのフィルタリングなどの機能を、年齢に合わせて設定しておきましょう
  • 日ごろから対話する……「誰とやりとりしているか」「困っていることはないか」を、責めずに話せる関係が、いちばんの安全対策です

特に課金トラブルは、夏休み明けに高額な請求で発覚するケースも。決済方法やパスワードの管理、課金時の承認設定を見直しておくと安心です。

いえのーとで「家族のスマホルール」を共有する

スマホのルールは、口約束だと忘れられがち。いえのーとで「見える化」しておくと、家族みんなで意識をそろえられます。

メモに「我が家のスマホルール」を書いておく

「使うのは何時まで」「ゲームの課金は相談してから」「知らない人とはやりとりしない」など、家族で決めたルールをメモにまとめておきましょう。子どもにも分かる言葉で書くのがポイントです。

カレンダーで「1日の使い方」を家族で意識する

学習・遊び・お手伝いなど、夏休みの1日の予定をカレンダーで共有すると、スマホに偏りすぎない生活リズムを保ちやすくなります。

TODOで「設定・見直し」を親の宿題に

「ペアレンタルコントロールを設定する」「課金の承認設定を確認する」など、親側の備えをTODOにしておきましょう。学期の変わり目ごとに見直すのもおすすめです。

禁止より、仕組みと対話で

スマホは、正しく使えば学びや楽しみを広げてくれる便利な道具。大切なのは、取り上げることではなく、危険を避ける仕組みを整え、日ごろから話せる関係をつくっておくことです。

我が家のルールや設定の見直しを、いえのーとのメモ・TODO・カレンダーで家族と共有して、子どもが安心して夏休みを過ごせるように備えておきましょう。

※ペアレンタルコントロールの設定方法は、お使いの携帯キャリアやスマートフォンのOSの公式情報をご確認ください。トラブルに遭ったときは、消費者ホットライン「188」や各地の消費生活センターにも相談できます。

参考・引用元

高橋暁子「夏休み中注意したい子どものスマホトラブルとは—ゲームの高額課金、長時間利用、悪意ある大人からの誘拐も」(Yahoo!ニュース エキスパート)
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