ロッテ「雪見だいふく」など35品目が7月から値上げ。アイス大手6社カルテル疑惑の背景と、家族のおやつ予算の守り方

日本経済新聞の記事を起点に、ロッテがアイスクリーム35品目を7月から順次5.1〜16%値上げすることを解説します。「雪見だいふく」は7月、「クーリッシュ」は9月、「BIGスイカバー」は10月から。背景には物流費・人件費の上昇に加え、アイス大手6社(明治・ロッテ・グリコ・森永乳業・森永製菓・赤城乳業)への公正取引委員会の立ち入り検査というカルテル疑惑も。いえのーとの買い物リスト・メモ・TODOで家族のおやつ予算を見える化するコツを紹介します。

冷凍庫からアイスクリームを取り出す子どもとそばで見守る親の様子

ロッテがアイス35品目を7月から順次値上げ

ロッテは2026年6月19日、市販用アイスクリーム35品目について出荷価格を5.1〜16.0%引き上げると発表した。「雪見だいふく」「ミニ雪見だいふく」は7月1日出荷分から、「クーリッシュ」「ガーナチョコ&クッキーサンド」など30品目は9月1日から、「BIGスイカバー」など3品目は10月1日から順次値上げする。原料資材や物流費の高騰が理由で、前回値上げは昨年10月。当初6月18日に発表予定だったが一度取り下げ、翌19日に改めて公表した。

出典:日本経済新聞「ロッテ、『雪見だいふく』などアイスを値上げ 7〜10月に35品目」(2026年6月19日)

夏本番を目前にして、家族のおやつの定番でもあるアイスクリームの値上げが発表されました。物流費や光熱費、人件費の上昇が背景にあり、企業努力だけでは吸収しきれなくなったという説明です。

ただし今回の値上げ発表には、もうひとつ見逃せない背景があります。

発表延期の裏にあったカルテル疑惑

公正取引委員会は6月16日、アイスクリームの小売向け卸売価格をめぐり、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで大手6社に立ち入り検査を行った。対象はロッテ、明治、森永乳業、森永製菓、江崎グリコ、赤城乳業の6社。関係者によると、各社の幹部が定期的に会合やメールで情報交換を行い、1商品あたりの希望小売価格を10〜20円単位で引き上げることを示し合わせていた疑いが持たれている。

出典:日本経済新聞「明治や森永など6社、アイス価格でカルテルか 公取委が立ち入り検査」(2026年6月16日)

ロッテが当初6月18日に予定していた値上げ発表を一度取り下げ、翌19日に改めて公表した背景には、6月16日に行われた公正取引委員会の立ち入り検査の影響があるとみられています。

カルテルとは、本来競争関係にある企業同士が話し合いで価格を決める行為で、独占禁止法で禁止されています。もし認定されれば、消費者が本来享受できたはずの価格競争の恩恵が失われていたことになります。

ただし、現時点ではあくまで「疑い」の段階です。公正取引委員会の調査は押収資料の分析や関係者への聴取がこれから進むため、結論が出るまでには時間がかかります。

値上げスケジュールと対象商品

7月〜雪見だいふく(2品目)ミニ雪見だいふくも対象
9月〜クーリッシュほか(30品目)ガーナチョコ&クッキーサンドなど
10月〜BIGスイカバーほか(3品目)出荷価格5.1〜16.0%引き上げ

値上げは一度にではなく、7月・9月・10月の3段階で進みます。スーパーやコンビニの店頭価格に反映される時期は店舗ごとに異なりますが、出荷価格の引き上げはいずれ小売価格にも影響します。

昨年10月にもロッテはアイスの値上げを実施しており、1年も経たないうちの再値上げとなります。ロッテに限らず、アイスクリーム全体で価格上昇が続いている状況です。

アイスの値上げは「家族のおやつ」に直結する

アイスクリームは、家族のおやつとして冷凍庫にストックしている家庭も多いはずです。1個あたりの値上げ額は数十円でも、家族4人で週に2〜3回買っていれば、月単位では無視できない差になります。

たとえば1個あたり20円の値上げとして、家族で週に8本消費していれば、月の増額は約640円。年間にすると約7,700円の負担増です。「たかがアイス」と思いがちですが、積み重なると家計に響きます。

いえのーとで「おやつ予算」を家族で共有する

値上げに対して「買わない」は難しいとしても、「買い方を工夫する」ことはできます。いえのーとを使って、家族のおやつ予算と買い方を見える化してみましょう。

買い物リストで「おやつの定番」と予算を管理する

いえのーとの買い物リストに、ふだん買っているアイスやおやつの種類と、だいたいの予算を書き出してみましょう。「雪見だいふく」「クーリッシュ」などの定番が値上がりすることを家族で共有しておけば、代わりにプライベートブランド品やまとめ買いのタイミングを狙うなど、工夫の余地が見えてきます。

メモに「値上げスケジュール」をまとめる

7月・9月・10月と段階的に値上がりするため、「いつ、どの商品が上がるか」をいえのーとのメモに簡単にまとめておくと便利です。値上げ前にまとめ買いするかどうかの判断材料にもなりますし、店頭で「あれ、高くなった?」と戸惑うことも減ります。

TODOで「月のおやつ費を振り返る」習慣をつくる

月末にいえのーとのTODOで「今月のおやつ代はいくらだった?」を振り返る習慣をつけてみましょう。おやつ代は食費のなかでも「なんとなく」使ってしまいやすい部分です。見える化するだけで、使いすぎを防ぎやすくなります。

値上げが続く夏こそ、おやつの「作戦会議」を

アイスの値上げはロッテだけの話ではなく、業界全体で価格上昇が続いています。夏はアイスの消費量が増える季節だからこそ、値上がりの影響も大きくなりがちです。

値上げは避けられなくても、家族で情報を共有し、買い方を少し工夫するだけで、家計への影響はやわらぎます。いえのーとの買い物リスト・メモ・TODOを使って、今年の夏のおやつ計画を家族で立ててみてください。

参考・引用元

日本経済新聞「ロッテ、『雪見だいふく』などアイスを値上げ 7〜10月に35品目」
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