新社会人の初任給、額面20万円でも手取りは17万円。「引かれるお金」の正体を親子で知る

ファイナンシャルフィールドの記事を起点に、新社会人の手取りが思ったより少ない理由を解説します。額面20万円に対し社会保険料(健康保険約1万円・厚生年金約1万8000円・雇用保険約1000円)で約3万円が天引きされ手取りは約17万円に。2年目6月からは住民税(年収240万円で月約7200円)も加わり、昇給しても手取りがなかなか増えない仕組みを整理。いえのーとのメモ・カレンダー・TODOで給与の内訳や住民税スタート時期を親子で共有し、社会人生活の家計管理を始めるコツを紹介します。

リビングのテーブルで給与明細を一緒に見ながら話す親子の様子

額面20万円でも手取りは17万円?

4月に入社した新社会人が「思ったより手取りが少ない」と感じるケースは珍しくない。住民税は1年目にはかからないが、入社と同時に健康保険・厚生年金保険・雇用保険への加入が義務づけられ、社会保険料が最初の給与から天引きされる。額面20万円の場合、健康保険が約1万円(約5%)、厚生年金が約1万8000円(約9%)、雇用保険が約1000円(約0.5%)で、社会保険料だけで合計約3万円。手取りは17万円前後になる。さらに2年目の6月からは前年所得をもとに住民税が加わり、年収240万円なら年間約8万6000円(月約7200円)が上乗せされる。

出典:ファイナンシャルフィールド「4月に入社した娘が『思ったより手取りが少ない…』とため息。住民税は引かれないはずなのに一体なぜ!?」(Yahoo!ニュース掲載)(2026年6月11日)

「お給料が思ったより少ない」というのは、多くの新社会人と、その姿を見守る親が最初にぶつかる疑問です。仕組みを知れば不安は和らぎますが、社会人になったばかりの本人だけで理解するのは簡単ではありません。親子で一緒に「引かれるお金」の正体を確認しておきましょう。

手取りが減る主役は「社会保険料」

新社会人の給与から引かれるお金は大きく「社会保険料」と「税金」に分かれます。1年目で手取りが少ない最大の原因は、税金ではなく社会保険料です。

~1万円健康保険(約5%)病気・けがの医療費に備える
~1.8万円厚生年金(約9%)老後の年金に備える
~1,000雇用保険(約0.5%)失業時の保険に備える

額面20万円に対して合計約3万円、つまり給与の約15%が社会保険料として天引きされます。これに所得税(1年目はそれほど大きくない)が加わり、手取りは17万円前後に。「税金で引かれている」と思いがちですが、実際には社会保険料の負担のほうがずっと大きいのです。

社会保険料は「引かれて損をしている」わけではなく、健康保険・年金・失業時の保障という将来の安心を先に買っているものです。仕組みを理解すれば「よくわからないまま減っている」という不安がなくなります。

2年目の6月からは住民税がスタート

1年目を乗り越えて仕事に慣れてきた2年目、「昇給したのに手取りが増えない」という現象が起こります。その原因は住民税です。

住民税と所得税の仕組みは異なります。所得税は毎月の給与からその場で計算されますが、住民税は前年の所得をもとに計算され、翌年6月から天引きが始まります。

  • 1年目:前年は学生で所得が少ないため、住民税はほぼゼロ
  • 2年目:1年目に働いた給与をもとに住民税が計算され、6月から天引き開始

年収240万円であれば住民税は年間約8万6000円、月に約7200円が新たに引かれることになります。せっかく月1万円の昇給があっても、住民税の天引きが始まると手取りはほとんど増えないという状況になりうるのです。

「額面ではなく手取りで考える」習慣を早めに

残業代が増えても、それに連動して所得税や社会保険料も上がるため、残業代がそのまま手取りに上乗せされるわけではありません。

こうした仕組みを知らないまま「額面の金額」で生活設計をすると、毎月の家計が思うように回らなくなります。社会人の早い段階で**「手取りベースで考える」**という感覚を持てるかどうかが、その後のお金の管理力に大きく影響します。

これは新社会人本人だけの課題ではありません。実家暮らしなら生活費の分担、一人暮らしなら家賃や光熱費の見通しなど、家族で話し合っておきたいお金の話は意外と多くあります。

いえのーとで親子の「お金の見える化」を始める

給与明細の見方や引かれるお金の仕組みは、一度整理しておけば毎月の不安が減ります。いえのーとを使って、親子で情報を共有しておきましょう。

メモに「給与の内訳」を整理する

「額面」「社会保険料の内訳(健康保険・厚生年金・雇用保険)」「所得税」「手取り」を、いえのーとのメモにまとめておきましょう。初任給の明細をもとに一度書き出すだけで、毎月何にいくら引かれているかが一目でわかるようになります。親子で共有しておけば、「今月の手取りいくらだった?」という会話もスムーズです。

カレンダーに「2年目6月・住民税スタート」を登録する

住民税の天引きが始まる2年目の6月は、手取りが目に見えて変わるタイミングです。いえのーとのカレンダーに「住民税スタート」と登録しておけば、「急に手取りが減った」と慌てずに済みます。あらかじめ月7000円前後の減少を見込んでおけば、生活費の調整も早めにできます。

TODOで「家計の話し合い」をリマインドする

「初任給が出たら給与明細を一緒に確認する」「2年目の6月前に住民税の影響を確認する」「ボーナス後に貯蓄・生活費の配分を見直す」など、親子のお金の話し合いをTODOに登録しておきましょう。きっかけがないと後回しになりがちな話題も、リマインドがあれば自然に切り出せます。

「引かれるお金」を知ることが家計管理の第一歩

新社会人の手取りが少ないのは、社会保険料という「将来への備え」が入社直後から始まるためです。2年目には住民税も加わり、昇給しても手取りがなかなか増えない時期が続きます。

仕組みを正しく理解することで、「なぜ少ないのか」という漠然とした不安は解消できます。いえのーとのメモ・カレンダー・TODOを使って、給与の内訳や住民税のスタート時期を親子で共有し、社会人生活の家計管理を一緒にスタートしてみてください。

参考・引用元

ファイナンシャルフィールド「4月に入社した娘が『思ったより手取りが少ない…』とため息。住民税は引かれないはずなのに一体なぜ!?」(Yahoo!ニュース掲載)
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