「NISA貧乏バー」に集う人々。満額360万円を目指す極限生活のリスクを考える

ABEMA TIMESの記事を起点に、投資枠を満額埋めるために生活を切り詰める「NISA貧乏」の極端なケースを整理します。名古屋で開かれた「あつまれNISA貧乏バー」では、年間投資枠360万円の満額を目指し、月収20万円のうち11万円を投資に回す、資産の95%を投資し預貯金は5%、といった事例が語られました。専門家は「非常に危なっかしい」と指摘します。投資は暮らしを豊かにする手段のはずが、枠を埋めること自体が目的化する危うさも。生活防衛資金を先に確保する・枠を埋めるを目的にしない・家計に無理のない範囲で・周囲やSNSに流されない、を提示。お金の目的や上限を、いえのーとのメモ・TODO・カレンダーで家族と共有するコツを紹介します。投資は自己責任である旨を明記。

暮らしとお金のバランスを見つめ直す様子

「将来のために」と始めた投資が、いつのまにか今の暮らしを圧迫している——そんな「NISA貧乏」の極端なケースが話題です。投資枠を満額埋めることを目的に生活を切り詰める人々を取材したニュースを起点に、投資と暮らしのバランスを考えます。

「NISA貧乏バー」に集う、極限生活の人々

NISAの年間投資枠360万円を満額埋めることを目的に、生活費を極限まで切り詰める「NISA貧乏」の人々を取材した記事。名古屋市内で開かれた「あつまれNISA貧乏バー」では、主催者が「(枠を)5年間で埋めてから考えよう」と彼女と別れたことを語り、ある参加者は月収20万円のうち11万円を投資に回し、資産の95%を投資、預貯金はわずか5%という状況を明かした。経済愛好家の肉乃小路ニクヨ氏は、こうした投資行動を「非常に危なっかしい」と指摘している。

出典:ABEMA TIMES「『あつまれNISA貧乏バー』で語られる “極限生活”の実態」(2026年8月28日)

数字で見る「極限のNISA投資」

360万円NISAの年間投資枠"満額を埋める"ことが目的化
11/20万円月収に対する投資額(一例)月収20万円のうち11万円を投資
95資産に占める投資の割合(一例)預貯金はわずか5%

月収の半分以上を投資に回し、預貯金がほとんどない——これは、専門家が「危なっかしい」と指摘するのも当然の状態です。投資は本来、暮らしを豊かにするための手段のはず。それが「枠を埋めること」自体を目的にしてしまうと、今の生活が立ち行かなくなる恐れがあります。急な出費や収入減が起きたとき、現金がなければ、値下がり中の投資を取り崩すしかなくなってしまいます。

「投資しすぎ」を防ぐための基本

制度を使いこなすことと、無理をすることは別もの。次の基本を押さえておきましょう。

  • 生活防衛資金を先に確保する……急な出費や収入減に備えるお金(数カ月分の生活費)は、現金で確保しておくのが基本です
  • 「枠を埋める」を目的にしない……年間360万円はあくまで上限。無理に埋める必要はありません
  • 家計に無理のない範囲で……生活を切り詰めてまで投資額を増やすのは本末転倒です
  • 周囲やSNSに流されない……「満額やらないと損」という空気に焦らず、我が家のペースを大切にしましょう

投資は「早く・多く」が正解とは限りません。今の暮らしを守りながら、将来にも備える——そのバランスこそが大切です。

いえのーとで「我が家のお金の方針」を共有する

お金の話は、家族の間でも切り出しづらく、方針がずれたまま——ということも。いえのーとで見える化しておくと、落ち着いて話し合えます。

メモに「投資の上限と生活防衛資金」を書いておく

「毎月いくらまで投資に回すか」「生活防衛資金はいくら確保するか」をメモにまとめておきましょう。上限を決めておくと、増やしすぎを防げます。

カレンダーで「家計を見直す日」を決める

ボーナス月や年度替わりなど、区切りのタイミングで「お金を見直す日」をカレンダーに入れておきましょう。定期的な振り返りが、無理のない資産づくりにつながります。

TODOで「まず確認する一歩」を分担する

「生活防衛資金を確認する」「毎月の投資額を見直す」など、確認事項をTODOにして家族で分担しましょう。

「将来の安心」が「今の不安」にならないように

NISAは、上手に使えば将来への心強い備えになります。でも、今の暮らしを削ってまで無理をすれば、かえって不安が増えてしまいます。大切なのは、周りに流されず、我が家に合ったペースを保つこと。

お金の目的や上限を、いえのーとのメモ・TODO・カレンダーで家族と共有して、今も将来も安心できるお金との付き合い方を見つけてください。

※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資は自己責任で、ご自身の判断で行ってください。

参考・引用元

ABEMA TIMES「『あつまれNISA貧乏バー』で語られる “極限生活”の実態」
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