「ねんきん定期便を見たら、将来もらえる年金が月15万円ほどだった」——そう知って落胆する人は少なくありません。でも、その金額は実は"平均的"。数字の受け止め方と、これからの備えを考えます。
厚生年金の平均は、月15万1142円
厚生労働省の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、令和6年度末時点の厚生年金保険(第1号)の老齢給付受給者の平均年金月額は、老齢基礎年金を含めて15万1142円だった。つまり「月15万円ほど」という金額は、決して低い方ではなく、平均的な水準にあたる。年金額に差が出る主な理由としては、現役時代の給与や賞与の額、厚生年金に加入していた期間の長さ、転職・育児・介護などによる加入のないブランク、自営業として国民年金のみだった期間などが挙げられる。
出典:厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(平均年金月額)/ファイナンシャルフィールド「40年間真面目に働いて…将来もらえる年金がわずか『15万円』ほどと知って落胆…」(2026年7月29日)
数字で見る「年金の平均」
会社員として長く働いた人の厚生年金(基礎年金込み)は平均で月15万円ほど。一方、自営業などで国民年金だけの場合は、平均で月5〜6万円台にとどまります。同じ「年金」でも、働き方によって大きく差が出るのが実情です。「15万円」に落ち込む前に、それが平均的な水準だと知っておくだけでも、受け止め方は変わります。
落ち込むより、「自分の見込み」を知ることから
大切なのは、平均と比べることではなく、自分自身の見込みを正しく把握し、必要なら早めに手を打つことです。
- ねんきん定期便・ねんきんネットで確認する……平均ではなく、自分の加入記録に基づく見込み額をチェックしましょう
- 不足しそうな分を見積もる……老後の生活費の見込みと年金額の差を、ざっくりでも把握しておきます
- 「増やす・長く働く」を検討する……繰下げ受給、iDeCoや新NISA、就労の継続など、見込みを上げる選択肢があります
いえのーとで「老後の備え」を家族で共有する
年金や老後のお金の話は、夫婦でも切り出しづらいもの。いえのーとで見える化しておくと、落ち着いて話し合えます。
メモに「年金見込みと老後の希望」を書いておく
ねんきん定期便で確認した見込み額や、「老後はこう暮らしたい」という希望をメモにまとめておきましょう。夫婦で共有すると、必要な備えが具体的になります。
カレンダーで「お金を見直す日」を決める
年に一度など、家計や老後資金を見直す日をカレンダーに入れておきましょう。定期的な振り返りが、無理のない備えにつながります。
TODOで「まず調べる一歩」を分担する
「ねんきんネットに登録する」「iDeCoを調べる」「固定費を見直す」など、備えの第一歩をTODOにして分担しましょう。
数字を正しく知ることが、安心への第一歩
「思ったより少ない」と感じる年金額も、平均と照らせば見え方が変わります。落ち込むより、現実を正しく知り、できる備えを始めることが大切です。
年金の見込みや老後の希望を、いえのーとのメモ・TODO・カレンダーで家族と共有して、自分たちのペースで備えていきましょう。
※本記事は情報提供を目的としたもので、年金額は個々の加入状況により異なります。正確な見込みは「ねんきん定期便」やねんきんネットでご確認ください。
