有給休暇の46%が使われないまま。祝日と組み合わせる「PTOマクシング」で家族の連休を増やす

付与された有給休暇の約半数が使われないまま残る現実。祝日の前後に有給を1〜2日はさんで長い連休を作る「PTOマクシング」という考え方を使えば、少ない消化日数で家族との時間を大幅に増やすことができます。2026年後半の具体的なカレンダー活用法を紹介します。

家族でカレンダーを広げながら休暇の計画を立てている様子

有給休暇を「使いきれない」のはあなただけではない

仕事が忙しくなるといつの間にか有給が余り、年度末にまとめて消化を試みるものの使いきれない——そんな経験を持つ人は多いのではないでしょうか。アメリカの調査機関ピュー・リサーチ・センターが2023年に実施した調査では、米国の就業者の**46%**が付与された有給休暇をすべて消化できていないことが明らかになっています。

ライフハッカー・ジャパンによると、ピュー・リサーチ・センターの調査(米国の就業者5,188名対象、2023年)では、46%が有給休暇を使い残していることが明らかになっています。取得しない主な理由は「それ以上の休みは必要ない」(52%)、「休むと仕事が遅れる」(49%)、「同僚への申し訳なさ」(43%)。一方で「有給休暇は大切だ」と答えた人は全体の89%にのぼっています。

出典:ライフハッカー・ジャパン「ちゃんと休む。有給休暇の一番コスパ良い使い方」(2026年6月3日)

「大切だと思っているのに使えない」という矛盾は、日本の職場でも共通して見られます。有給休暇の取得率が伸び悩む背景には、制度上の問題だけでなく「まとまった計画を立てていない」という行動上の課題が大きく影響しています。

「PTOマクシング」とは何か

こうした現状への処方箋として注目されているのが、PTOマクシング(PTO Maxxing)という考え方です。PTOはPaid Time Off(有給休暇)の略で、「マクシング(maxxing)」は「最大化する」という意味の俗語。直訳すれば「有給休暇の最大化戦略」です。

やることはシンプルです。祝日の前後に有給を1〜2日はさんで、長い連続休暇を作る——それだけです。事前にカレンダーを確認し、「橋」になる平日を見つけておくことがポイントです。

1有給を取るだけ祝日との組み合わせで4連休に
2有給を取るだけ前後に有給をはさむと5〜6連休も

ポイントは「祝日が火曜や木曜に来るとき」です。月曜か金曜に有給を1日足すだけで、土日と合わせて4連休が生まれます。これを年初の段階でカレンダーから拾い上げておけば、職場での調整もしやすくなります。

2026年後半、試してみる「橋休暇」カレンダー

2026年の後半には、PTOマクシングに向いた祝日が複数あります。

7月20日(月)海の日 ―― すでに3連休ですが、翌21日(火)に有給を取れば4連休になります。梅雨明け直後の時期で、家族で夏の思い出をつくるのに最適です。

8月11日(火)山の日 ―― 前の月曜である8月10日(月)に有給を取れば、土8/8・日8/9・月8/10(有給)・火8/11(山の日)の4連休が完成します。お盆前にもう一段の連休として活用できます。

11月3日(火)文化の日 ―― 前日の月曜11月2日(月)に有給を取ると、土10/31・日11/1・月11/2(有給)・火11/3(文化の日)の4連休になります。秋の行楽シーズンのピークに合わせた計画が立てやすい時期です。

11月23日(月)勤労感謝の日 ―― 翌日24日(火)に有給を取れば4連休になります。11月後半は紅葉のピークと重なることも多く、家族でのお出かけに向いています。

これらを年初にまとめて把握しておくと、「気づいたら年度末に有給が大量に余っていた」という事態を防げます。

いえのーとで家族の休暇を年間で設計する

PTOマクシングの最大のコツは「先手を打つこと」です。いえのーとの家族カレンダーを使えば、夫婦や家族でまとめて計画を立てられます。

カレンダーに「橋休暇候補」を先に入れる

年初や年度始めに、今年狙える橋休暇の候補日をまとめて家族カレンダーに登録しておきましょう。「◯月◯日 有給申請候補」とメモを入れておくだけで夫婦間で予定が共有され、それぞれが職場で早めに調整できます。

夫婦で有給取得日を揃える

家族全員が揃って休める連休を増やすためには、夫婦間で有給希望日を共有することが重要です。いえのーとの家族カレンダーに「この日に有給を取りたい」と先に書いておけば、配偶者も同じ日を狙いやすくなります。「気がつけば自分だけ休んでいた」というすれ違いを防ぐことができます。

TODOで「有給申請」を忘れずリマインド

職場によっては有給申請が1〜2か月前に必要な場合もあります。いえのーとのTODOに「◯月◯日の有給を申請する(期限:◯月◯日)」と登録しておけば、申請忘れを防げます。

「計画した休暇」が家族の時間の質を上げる

PTOマクシングは、特別な節約術でも高度なテクニックでもありません。祝日カレンダーと有給を照らし合わせ、「この日に1日休もう」と早めに決めるだけです。計画した休暇は「ただ疲れを取る」休息ではなく、家族の予定を作る余裕を生みます。

今年後半、いえのーとのカレンダーを家族で一緒に開いて、橋休暇の候補を探してみてください。

参考・引用元

ライフハッカー・ジャパン「ちゃんと休む。有給休暇の一番コスパ良い使い方」
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