40歳・年収525万円は平均を上回るが、同年代男性平均の8割程度
国税庁の調査(令和6年分 民間給与実態統計調査)によると、給与所得者の平均給与は 478万円、正社員に限ると 545万円。年齢別では40〜44歳男性の平均が 630万円 となっている。40歳で月給35万円・ボーナス年3か月分の年収525万円は、全体平均を上回るものの同年代男性の平均には約100万円届かない水準だが、業種・職種・地域・会社規模で大きく変わるため、平均値だけで「底辺」とは言えない。
出典:ファイナンシャルフィールド「久しぶりに会った友人に『40歳でその給料?』と馬鹿にされました…。ボーナス込みで『年収525万円』は"底辺"なのでしょうか?」(2026年6月22日)
「同年代と比べてうちの年収は低いのでは?」——こうした不安を感じたことがある方は少なくないでしょう。統計データは客観的な参考にはなりますが、数字だけで家計の良し悪しは測れません。データの正しい読み方と、家族でできる「家計の棚卸し」を整理します。
525万円は「どの平均」と比べるかで印象が変わる
年収525万円は全体平均の478万円を約47万円上回ります。一方で、同年代・同性別の正社員に絞ると平均は630万円。比較対象をどこに置くかで「高い」にも「低い」にもなるのが平均値の特徴です。
「平均」に振り回されない3つの理由
1. 業種・企業規模による差が大きい
同じ40歳でも、金融・IT業界と小売・サービス業界では平均年収に200万円以上の差があることも珍しくありません。また大企業(従業員1,000人以上)と小企業(10〜99人)では月給に約8万円の差があるというデータもあります。
2. 地域による生活コストの違い
東京で年収630万円の暮らしと、地方で年収525万円の暮らしでは、住居費だけでも月に数万円の差が出ます。年収の「数字」が同じでも、手元に残る余裕は大きく異なります。
3. 年収に表れない待遇がある
住宅手当、家族手当、通勤手当、退職金制度、福利厚生施設の利用、有給休暇の取りやすさなど、年収には含まれないが家計に影響する待遇は多くあります。年収だけを見て判断すると、これらの価値を見落としてしまいます。
大切なのは「他人との比較」ではなく「我が家の家計」
平均年収を知ることは参考になりますが、それが家計改善のゴールではありません。本当に大切なのは、いまの収入で家族の暮らしが成り立っているか、将来に向けた備えができているかを確認することです。
他人に「その給料で大丈夫?」と言われても、家族の生活実感と将来設計がしっかりしていれば問題はありません。逆に、平均を超えていても支出が多ければ家計は苦しくなります。
いえのーとで「我が家の家計の現在地」を確認する
年収の話は家族間でもなかなか切り出しにくいものです。いえのーとを使って、まずは情報を「見える化」するところから始めましょう。
メモに「我が家の家計サマリー」をつくる
月収(額面と手取り)、ボーナスの見込み、主な固定費(家賃・住宅ローン・保険・通信費など)をいえのーとのメモにまとめてみましょう。年収の数字だけでなく、「手取りから固定費を引いた自由に使えるお金」がいくらあるかを把握することが第一歩です。
TODOで「家計の見直しアクション」を管理する
家計の現状を把握したら、見直せるポイントをTODOに登録しましょう。
- 固定費の洗い出し(保険・通信費・サブスクの棚卸し)
- 住宅手当や福利厚生で使えるものがないか確認
- ふるさと納税の上限額を調べる
- iDeCoや新NISAの活用状況を確認
「いつかやろう」を「今月中にやる」に変えるだけで、家計の見直しは進みやすくなります。
カレンダーで昇給・賞与の時期を共有する
昇給の反映時期やボーナスの支給月をカレンダーに入れておくと、年間の収入の波が家族で見えるようになります。「ボーナス月にまとめて貯蓄に回す」「昇給後に固定費を見直す」といった計画も立てやすくなります。
年収の「数字」より、家計の「中身」を家族で共有する
40歳で年収525万円が「底辺」かどうかは、統計データだけでは答えが出ません。同じ年収でも、住んでいる地域、家族構成、福利厚生の充実度、そして日々の支出のバランスによって家計の実感はまったく異なります。
他人の言葉に振り回されるよりも、いえのーとのメモ・TODO・カレンダーを使って「我が家の家計はいまどうなっているか」を家族で共有するほうが、ずっと建設的です。数字を見える化しておくだけで、家計に関する会話のハードルはぐっと下がります。
