「SNSで中古マンションを買う」人が増加。人生最大の買い物を家族で後悔なく進めるヒント

ITmedia ビジネスオンラインの記事を起点に、SNSを通じた不動産購入の広がりを整理します。ファンズ不動産では、インスタグラムなどで「キュレーター」が物件やライフスタイルを発信し、設立2年8カ月で累計取扱件数が500件超に。利用者は30代が55.7%、20代が26.6%と若い世代が中心で、平均販売価格は約7300万円、平均築年数は28年。従来は「今すぐ買いたい顕在層」だけが対象でしたが、SNSで「いつか買いたい潜在層」にも届くようになった点が新しいといいます。あわせて東日本レインズによる首都圏中古マンションの相場(2026年5月の平均成約価格5067万円・前年比−4.6%、㎡単価80.78万円、都心3区は1億1723万円で前年比−20.3%と調整、埼玉・神奈川など郊外は底堅い二極化)も紹介。共感から始まる買い物だからこそ、狙うエリアの相場を知り、住まいは家族で冷静に条件を確認することが大切。マイホーム計画を、いえのーとのメモ・TODO・カレンダーで共有するコツを紹介します。

スマートフォンで住まいの物件情報を見ながら話し合う家族の様子

「インスタで見た部屋がすてきで、気づいたら物件探しをしていた」——そんなふうに、SNSをきっかけに家を買う人が増えています。人生最大の買い物とSNSという、意外な組み合わせのニュースを起点に、後悔しない住まい選びを考えます。

SNS経由の不動産購入が拡大

ITmedia ビジネスオンラインによると、SNSを通じた不動産購入が広がっている。ファンズ不動産では、インスタグラムなどで「キュレーター」と呼ばれる担当者が物件やライフスタイルを発信し、設立から2年8カ月で累計取扱件数が500件を超えた。利用者は30代が55.7%、20代が26.6%と若い世代が中心で、平均販売価格は約7300万円、平均築年数は28年。従来のポータルサイトや店舗が「今すぐ買いたい顕在層」を対象にしていたのに対し、SNSでは「いつか買いたい潜在層」に継続的に働きかけられる点が新しいという。

出典:ITmedia ビジネスオンライン「人生最大の買い物なのに……なぜSNSで中古マンションを買う人が増えているのか」(2026年7月23日)

新築価格が高騰するなか、中古マンションに目を向ける人は増えています。SNSは、暮らしのイメージが伝わりやすく、「こんな部屋に住みたい」という気持ちを後押ししてくれます。一方で、住まいは金額も大きく、暮らしを長く左右する買い物。共感や勢いだけで進めず、冷静な確認とのバランスが大切です。

相場のいまを数字で見る(首都圏の中古マンション)

SNSで見る物件の価格が「高いのか安いのか」を判断するには、市場全体の相場を知っておくことが役立ちます。東日本レインズによると、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の中古マンションの相場は、次のような状況です。

5067万円首都圏の平均成約価格2026年5月・前年比−4.6%
80.78万円/㎡成約㎡単価前年比−3.9%・前月比−6.0%
1億1723万円都心3区(千代田・中央・港)前年比−20.3%と調整局面

首都圏の中古マンション価格は、㎡単価が70カ月超も上昇し続け、バブル期を上回る水準まで高騰していました。ところが2026年春ごろから前年割れの月が出はじめ、「高くなりすぎた価格に買い手がついていきにくくなった」と、潮目の変化が指摘されています。

地域によって、値動きは大きく違う

同じ首都圏でも、エリアによって温度差があります。値上がりが続いてきた都心の高額物件が調整に入る一方、比較的手が届きやすい郊外は底堅い——という「二極化」が進んでいます。地域別の成約㎡単価の前年同月比(2026年5月)を見ると、その差がよく分かります。

エリア成約㎡単価の前年同月比
埼玉県+9.7%
神奈川県+5.1%
千葉県+0.6%
東京都(全体)+0.3%
うち都心3区−20.3%(平均1億1723万円)

※出典:東日本レインズ「月例マーケットウォッチ」(2026年5月度、首都圏中古マンション)。金額・比率は概数で、月や集計時点により変動します。

東京都全体では横ばい(+0.3%)でも、都心3区は前年比マイナス20%超と大きく調整しています。一方、埼玉県は㎡単価が前年比プラス9.7%と伸びるなど、郊外は堅調。「東京だから上がる/中古だから安い」と一括りにせず、狙うエリアの相場を具体的に確認することが大切です。

「共感」から始まる買い物こそ、確認を丁寧に

SNSきっかけの家探しには良い面もありますが、後悔しないために、次の点を家族で確認しましょう。

  • 総額とローンを把握する……物件価格だけでなく、諸費用・管理費・修繕積立金・固定資産税まで含めた「総額」と、無理のない返済額を確認します
  • 中古ならではの点検を……築年数や修繕履歴、耐震性、管理状態など、見た目の印象だけでは分からない部分をしっかり確認しましょう
  • 立地と暮らしの相性……通勤・通学、周辺環境、将来の売りやすさなど、生活動線に合っているかを見極めます
  • 複数の目で判断する……SNSの魅力的な発信は「入り口」と割り切り、内見や専門家の確認など、客観的な情報も集めましょう

魅力的に見える情報ほど、立ち止まって家族で話し合うことが、後悔を防ぐ第一歩です。

いえのーとで「マイホーム計画」を家族で共有する

住まい選びは、情報収集から契約まで長い道のり。いえのーとで共有しておくと、家族で納得しながら進められます。

メモに「譲れない条件と予算」を書き出す

「駅から徒歩◯分以内」「予算は総額◯円まで」など、家族の希望と条件をメモに書き出しておきましょう。基準がはっきりすると、SNSの情報にも振り回されにくくなります。

カレンダーで「内見・手続きの予定」を管理する

内見や住宅ローンの相談、契約などの予定をカレンダーで共有しておきましょう。大きな決断ほど、スケジュールを見える化しておくと落ち着いて進められます。

TODOで「確認すること」を分担する

「修繕履歴を確認する」「ローンを比較する」「周辺環境を歩いてみる」など、確認事項をTODOにして家族で分担しましょう。見落としを防ぎ、納得の判断につながります。

憧れを、後悔のない選択に

SNSは、住まいへの憧れを広げてくれる新しい入り口です。だからこそ、その先の「人生最大の買い物」は、家族で冷静に、丁寧に進めたいもの。

条件や予算、確認事項を、いえのーとのメモ・TODO・カレンダーで共有して、憧れを後悔のない選択に変えていってください。

参考・引用元

ITmedia ビジネスオンライン「人生最大の買い物なのに……なぜSNSで中古マンションを買う人が増えているのか」
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