「住信SBIネット銀行」が、2026年8月に「ドコモSMTBネット銀行」へと生まれ変わります。いわば「ドコモの銀行」になるわけですが、では実際に使っている人はドコモユーザーばかりなのか——MMD研究所の調査が、意外な実態を明らかにしました。我が家の「銀行×通信キャリア」の組み合わせを見直すきっかけとして整理します。
「ドコモの銀行」になるのに、利用者のドコモ系は約3割
MMD研究所が2026年7月9日に発表した「銀行口座と通信キャリア利用に関する調査」によると、住信SBIネット銀行のユーザーのうち、通信キャリアに「ドコモ系」を使っている人は29.7%にとどまった。一方、auじぶん銀行ユーザーで「au系」を使う人は70.2%、PayPay銀行ユーザーで「ソフトバンク系」を使う人は42.2%で、キャリアと銀行の結びつきの強さには差がみられる。通信キャリア系ネット銀行4社のメイン口座利用率は平均35.8%。また「おトクな金融施策があれば新規口座の開設に前向き」と答えた人は44.8%だった。
出典:MMD研究所「通信4キャリアのネット銀行のメイン口座率は35.8%、おトクな金融施策があれば、新規口座の開設に前向きな人は44.8%」(2026年7月9日)
「ドコモの銀行」へと看板を掛け替えるのに、いまの利用者の7割はドコモ以外のキャリアを使っている——これはなかなか興味深い結果です。裏を返せば、住信SBIネット銀行は「キャリアにひもづかず、サービスや金利で選ばれてきた銀行」だとも言えます。商号変更をきっかけに、ドコモユーザーへの特典が広がる可能性がある一方、ドコモ以外のユーザーにとっての使い勝手がどう変わるのかは、これから注目しておきたいところです。
数字で見る「銀行×キャリア」の親和性
同じ「キャリア系ネット銀行」でも、auじぶん銀行のようにキャリアと利用者がぴったり重なっている銀行もあれば、住信SBIネット銀行のようにそうでない銀行もあります。メガバンクの三菱UFJ銀行がメインバンク利用率52.8%と依然強いことも踏まえると、「みんなが同じ選び方をしているわけではない」ことが見えてきます。
「キャリアに合わせて銀行を選ぶ」時代の、家族の見直し方
近年は「同じ系列でそろえるとポイントが貯まる・金利が優遇される」といった特典が増え、通信キャリア・銀行・決済・ポイントを"経済圏"としてまとめる動きが広がっています。今回の商号変更も、その流れの一つです。
ただ、特典につられて何となく口座を増やすと、「どこに何のお金があるか分からない」状態になりがち。この機会に、我が家の組み合わせを一度棚卸ししてみましょう。
- 通信キャリアは何を使っているか……家族それぞれのスマホのキャリアを書き出してみる
- メインの銀行・使っている口座はどこか……給与振込・引き落とし・貯蓄用など、口座ごとの役割を整理する
- そろえるメリットがあるか……キャリアと銀行・決済をそろえることで、実際にどれくらい得になるのかを冷静に見比べる
大切なのは「流行っているから」ではなく、「我が家にとって管理しやすく、無理なく得になるか」で判断することです。
いえのーとで「家族のお金の地図」を棚卸しする
銀行口座やキャリア、ポイントの管理は、家族の間でもバラバラになりがち。いえのーとで一度整理しておくと、商号変更のようなニュースがあっても落ち着いて判断できます。
メモに「口座・キャリア・ポイントの一覧」をつくる
どの銀行のどの口座を何に使っているか、家族それぞれのキャリアやよく貯めているポイントは何か——お金まわりの「地図」をメモにまとめておきましょう。全体像が見えると、まとめる・減らすの判断がしやすくなります。
カレンダーに「見直しのタイミング」を入れておく
商号変更や料金プランの改定など、見直しのきっかけになる予定をカレンダーに登録しておきましょう。「変わる前に条件を確認する」と決めておけば、知らないうちに損をするのを防げます。
TODOで「調べる・手続きする」を分担する
「新しい特典の条件を調べる」「使っていない口座を解約する」など、やることをTODOにして家族で分担しておきましょう。一人で抱え込まず、家族の共同作業にすると、面倒な手続きも進みやすくなります。
看板が変わっても、選ぶ基準は「我が家にとってどうか」
住信SBIネット銀行の「ドコモSMTBネット銀行」への商号変更は、"経済圏"競争が銀行にまで及んでいることの表れです。特典は魅力的ですが、振り回されて口座やサービスを増やしすぎると、かえって管理が大変になります。
ニュースをきっかけに、我が家のお金と通信の組み合わせをいえのーとのメモ・TODO・カレンダーで棚卸しし、「我が家にとって使いやすく、無理なく得になるか」を基準に、家族で見直してみてください。
