「夏なのにインフルエンザ?」——冬の病気というイメージが強いインフルエンザが、この夏、関東を中心に増えています。季節外れの流行を伝えるニュースを起点に、家族でできる備えを整理します。
夏なのに関東でインフルエンザが増加
夏にもかかわらず、関東地方でインフルエンザの感染が増加している。定点医療機関あたりの患者数が「1.00人」を超えると流行期の目安とされるが、東京都では8月3〜9日に文京区1.29人、墨田区1.14人、世田谷区1.08人を記録。神奈川県では8月10〜16日に川崎市1.93人、横浜市1.22人。埼玉県では8月3〜9日に狭山3.50人、朝霞2.00人となり、患者の約半数が子どもだった。専門家は、10月1日ごろから始まるワクチン接種までの時期は、昨シーズンのワクチンの効果が薄れる一方で新しいワクチンはまだ打てない"空白期間"にあたり、予防が重要だと指摘している。
出典:TBS NEWS DIG Powered by JNN「夏なのに『インフルエンザ』関東で増加傾向 ワクチンの“空白期間”予防が重要【ひるおび】」(2026年8月20日)
数字で見る「季節外れの流行」
「1.00人」というのは、インフルエンザが本格的に流行しているかを判断する一つの目安です。夏にこれを超えるのは異例のこと。全国のインフルエンザの流行状況は、厚生労働省のインフルエンザ報道発表資料でも確認できます。特に患者の約半数が子どもという地域もあり、学校や家庭での感染対策があらためて大切になっています。
地域別の定点あたり患者数
| 地域 | 調査期間 | 定点あたり患者数 |
|---|---|---|
| 埼玉・狭山 | 8月3〜9日 | 3.50人 |
| 埼玉・朝霞 | 8月3〜9日 | 2.00人 |
| 神奈川・川崎 | 8月10〜16日 | 1.93人 |
| 東京・文京 | 8月3〜9日 | 1.29人 |
| 神奈川・横浜 | 8月10〜16日 | 1.22人 |
| 東京・墨田 | 8月3〜9日 | 1.14人 |
| 東京・世田谷 | 8月3〜9日 | 1.08人 |
いずれも流行の目安である「1.00人」を上回っています。特に埼玉・狭山の3.50人は突出しており、地域によって差があることも分かります。お住まいの地域の流行状況を知っておくと、対策の意識も高まります。
家庭でできる基本の感染対策
インフルエンザは季節を問わず、基本の対策が有効です。特別なことは必要なく、次の習慣を家族で徹底しましょう。
- こまめな手洗い・うがい……外出後や食事の前は、石けんと流水でしっかり手を洗いましょう
- 水分補給で脱水を防ぐ……夏は発熱時の脱水にも注意。こまめな水分補給を心がけます
- 体調の変化に早く気づく……発熱やだるさがあれば無理をせず、必要に応じて早めに受診を
- 室内の換気を心がける……冷房中も定期的に換気し、空気をこもらせないようにしましょう
いえのーとで「家族の健康管理」を仕組みにする
感染対策は「気をつけよう」と思うだけでは、忙しい毎日でつい抜けてしまいがち。いえのーとで家族の共通ルールにしておくと、無理なく続けられます。
メモに「我が家の体調ルール」を書いておく
「熱があれば登園・登校を控える」「かかりつけ医の連絡先」など、迷いやすい判断や情報をメモにまとめておきましょう。子どもにも分かる言葉で書いておくと安心です。
TODOで「体調チェック」と「受診の判断」を共有する
「朝に子どもの体温を確認する」「熱が出たら誰が対応するか」などをTODOにしておくと、共働きのご家庭でも当日あわてずに済みます。
カレンダーに「予防接種の予定」を入れておく
10月からのインフルエンザワクチンの接種時期を、あらかじめカレンダーに入れておきましょう。家族の予定を合わせやすく、"空白期間"のあとの備えもスムーズです。
「知って、続ける」が、いちばんの予防
季節外れのインフルエンザは、油断しがちなぶん注意が必要です。特別な薬に頼る前に、日々の手洗いや体調管理といった基本の積み重ねが、家族を守る何よりの備えになります。
家族の感染対策や体調管理を、いえのーとのメモ・TODO・カレンダーで共有して、季節を問わず元気に過ごしてください。
