物価の伸びは縮小しても、家計への影響は続く
2026年5月の東京都区部のコアCPI(生鮮食品を除く消費者物価指数)は、前年同月比で 1.3%上昇 しました。伸び率の縮小は6カ月連続です。
出典:総務省統計局「消費者物価指数(CPI)東京都区部速報」(2026年5月分)
数字だけを見ると「物価高はピークアウトしつつある」ようにも読めますが、内訳を見ると印象が変わります。今回の押し下げ要因は東京都の水道料金無償化措置で、水道料の指数が34.6%下落したことが全体を引き下げました。一方、食料品はいまも上昇傾向が続いており、毎日の買い物に直結する品目の負担感は変わっていません。
「伸びの縮小」は「値下がり」ではない
物価の伸びが縮小しても、基準となる価格水準はすでに上がったままです。1年前より1.3%高いということは、毎月の食費が仮に4万円だったとすれば、年間で約6,000円分余計にかかっている計算になります。
加えて水道料金の押し下げは、東京都の措置による一時的なもの。措置が終われば水道料は元の水準に戻り、その時点で物価の伸び率は再び拡大して見える可能性もあります。
今後も日銀の利上げが見込まれる状況では、住宅ローン変動金利や教育ローンへの影響も無視できません。「少し落ち着いてきた」という感覚に油断せず、食費をはじめとした家計の見直しを続けることが大切です。
食費節約の鍵は「計画して買う」こと
物価が上がっている時期に家計を守る最も効果的な方法のひとつが、買い物の「計画化」です。計画なしにスーパーへ行くと、特売品につられた不要な購入や、すでに家にあるものの重複購入が起きやすくなります。
食費の無駄の多くは「決めずに買いに行く」ことから生まれます。何を・いつ・どれだけ買うかを事前に決めておくだけで、月単位では大きな差になります。
いえのーとで食費の「計画買い」を習慣にする
買い物リストで「決めてから買いに行く」
いえのーとの買い物リストに、週の献立をもとに必要な食材をあらかじめ登録しておきましょう。スーパーへ行く前にリストが揃っていると、「リストにないものは買わない」という判断がしやすくなります。
家族で共有できるので、パートナーや子どもが買い物に行くときも同じリストを使えます。「あれ買ってきて」の連絡も不要になります。
カレンダーで週の献立を先に決める
週の夕食献立をカレンダーに登録しておくと、何が必要な食材かが一目でわかり、買い物リストの作成もスムーズになります。献立が決まっていると、スーパーで「今日どうしよう」と迷って余分なものを買うことも減ります。
まとめて作れる料理(カレー、煮物など)を週に1〜2回入れておくと、食材の使い切りにもつながります。
TODOでまとめ買い・特売日を計画する
週末のまとめ買いや、よく行くスーパーの特売日をTODOに登録しておくのもおすすめです。「今週末に〇〇を買う」とタスク化しておくと、必要なタイミングで確実に買いに行けます。
冷凍できる食品や日用品は特売のタイミングでまとめて購入する習慣をつけると、物価上昇の影響を受けにくくなります。
「物価に振り回されない家計」をつくる
物価は家族の力でコントロールできるものではありませんが、家計の使い方は変えられます。買い物を計画的にすること、家族で情報を共有することが、物価上昇に強い家計の基本です。
いえのーとの買い物リスト・カレンダー・TODOを組み合わせて、食費の「計画買い」を家族の習慣にしていきましょう。
