「W杯って、何チーム出てるの?」「どうやったら優勝なの?」——家族でサッカーを観ていると、子どもからこんな質問が飛んでくることがあります。いま、そのW杯の「出場国数」をめぐって、大きな議論が起きています。サッカー専門記者のコラムを起点に、大会の仕組みと今後を、家族で話せるようにやさしく整理します。
「2030年大会から64カ国へ」拡大論が浮上
FIFAのインファンティーノ会長が、2030年大会からW杯の出場国を64カ国に拡大する案を検討していると口にした。2026年の北中米W杯は、過去最多となる48カ国が出場している。2030年大会は、スペイン・ポルトガル・モロッコにウルグアイ・アルゼンチン・パラグアイを加えた史上初の「3大陸開催」となり、W杯の第1回大会(1930年)から数えて100周年の記念大会にあたる。
出典:下薗昌記「W杯出場国が48→64カ国に?インファンティーノ会長が拡大論を口にした背景とメリット・デメリットは?」(Yahoo!ニュース エキスパート、2026年7月13日)
W杯の出場国は、時代とともに増えてきました。かつては24カ国、次いで32カ国、そして2026年大会からは48カ国に。それがさらに64カ国へ——となれば、世界のほぼ全地域から代表が集まる、まさに「地球規模のお祭り」になります。100周年の節目にふさわしい規模、という発想もうなずけます。
出場国が増えると、何がいいの?何が心配なの?
出場国の拡大には、期待の声と慎重な声の両方があります。子どもに説明するなら、こんなふうに整理すると分かりやすいでしょう。
- いいところ……これまで一度もW杯に出られなかった小さな国にも、出場のチャンスが広がります。世界中のより多くの人が「自分の国が出ている」とワクワクできるのは、大きな魅力です
- 心配なところ……試合数が増える分、選手の体への負担が大きくなります。また、出場枠が増えると各地域の予選が盛り上がりにくくなる、会場や移動の手配が大変になる、といった課題も指摘されています
元記事の筆者は、出場国が多すぎると「勝ち抜きの仕組みが複雑になり、大会の面白さが薄まるのでは」という見方も紹介しています。実際、拡大には会長自身も慎重だと伝えられており、まだ決まった話ではありません。「もっと多くの国に開かれた大会にする」ことと「大会の質や選手の健康を守る」こと——このバランスをどう取るかが、議論の焦点です。
家族で「W杯の仕組み」を話してみる
W杯は4年に一度。子どもにとっては、前回大会の記憶がないほど久しぶりの機会です。だからこそ「そもそもどんな大会なのか」を家族で話すと、観戦がぐっと面白くなります。
メモに「気になったこと」を書きためる
「次のW杯はいつ、どこで?」「日本はどうやったら出られるの?」——観ていて浮かんだ疑問をメモに書きためておきましょう。あとで一緒に調べれば、親子で学ぶきっかけになります。
カレンダーに「次の大会」への"楽しみ"を書いておく
2030年大会は、100周年の特別な大会。ずっと先のことでも、「このころに次のW杯」とカレンダーに書いておくと、家族の楽しみとして共有できます。子どもの成長と重ねて振り返るのも素敵です。
TODOで「一緒に調べる・観る」を予定に
「出場国が決まる予選をチェックする」「好きな国や選手を見つける」など、家族で楽しむための小さなTODOを決めておきましょう。ニュースを"自分ごと"として追いかけると、サッカーがもっと身近になります。
ルールを知ると、応援はもっと楽しくなる
出場国が48から64へ——という議論は、一見むずかしそうですが、「W杯ってどうやって成り立っているの?」を家族で考える、いいきっかけになります。仕組みを少し知るだけで、観戦の楽しみは何倍にも広がります。
気になったことや次の大会への楽しみを、いえのーとのメモ・カレンダー・TODOで家族と共有して、W杯を"家族みんなのイベント"にしていきましょう。
