10月から、夕暮れ時の事故が増える
夕方の習い事や塾から帰る時間に、外がもう暗くなっている。そんな季節になりました。国立天文台の暦では、東京の日の入りは10月1日が17時26分、11月1日が16時46分で、ひと月で約40分早まります。警察庁は、この季節の事故の特徴を次のようにまとめています。
10月以降、夕暮れ時の死亡事故件数が増加
歩行中死者・重傷者数は児童は10月が最多、高齢者は12月が最多
出典:警察庁「令和8年秋の全国交通安全運動の実施について」(2026年9月10日)
ここでいう夕暮れ時は、日の入り時刻の前後1時間のことです。つまり、日の入りが16時台になる11月は、15時台の後半から17時台の後半までが夕暮れ時にあたります。小学生の下校から、習い事・塾の行き帰りまでが、ちょうど重なる時間帯です。日が短くなったぶん、いつもの帰り道の条件が変わっている ことを、家族で共有しておきたいところです。
事故が起きやすいのは、どんな場面か
警察庁は薄暮時間帯の交通事故防止のページで、令和3〜7年の分析結果を公開しています。交通死亡事故は日の入りと重なる17時台から19時台に多く、自動車と歩行者の衝突が最も多いこと、事故の類型では横断中が約8割を占めること、横断場所では横断歩道以外が約7割であることが示されています。薄暮時は周囲が見えにくくなり、運転する人と歩く人がお互いを見つけるのが遅れたり、距離や速度がわかりにくくなったりするためだ、と説明されています。
子どもについては、令和7年春の全国交通安全運動に向けた警察庁の資料で、歩行中の交通事故の死傷者は7歳が最も多く、幼児・児童の歩行中の死亡・重傷事故は「飛出し」が多いとされています。大人より背が低く見つけにくいうえに、急に道へ出てしまうことがある。暗くなる時間帯は、その影響がより大きくなります。
習い事・塾の帰り道を、家族で確かめておく
帰り道を一度、親子で歩いてみる
どこで道を渡るか、見通しの悪い角はどこか、街灯が少ない場所はないか。昼間に一度、子どもと一緒に歩いて確かめておきます。横断歩道以外での横断が多いという分析を踏まえると、遠回りでも横断歩道で渡る と家族で決めておくのがひとつの目安になります。
反射材やライトで、運転する人から見えるようにする
警察庁は、歩行者や自転車に乗る人には、明るい目立つ色の服を着て、靴や衣服、カバンなどに反射材やライトをつけるよう呼びかけています。歩行者から車が近づいてくるのが見えていても、運転する人からは歩行者や自転車がよく見えないことがあるからです。ランドセルや塾のバッグに反射材をつけておくのは、手軽にできる備えです。
終了時刻と迎えの担当を、日の入りと重ねて見る
習い事や塾の曜日ごとに、終了時刻と帰り道の様子を、日の入りの時刻と並べてみます。家族で確認しておきたいことは、たとえば次のようなものです。
- 曜日ごとの終了時刻と、そのころの日の入り
- 一人で帰る曜日と、迎えに行く曜日
- 迎えに行く人の担当と、急に行けなくなったときの代わり
- 帰り道で渡る場所と、遠回りでも通る道
いえのーとで、迎えの担当を決めておく
いえのーとの カレンダー には、「習い事」と「送迎」のカテゴリがあります。曜日ごとの習い事を毎週の繰り返し予定として登録し、終了時刻に合わせた迎えを「送迎」の予定にしておくと、メンバーごとの色で、誰が迎えに行く日なのかがひと目でわかります。通知を設定しておけば、うっかり迎えが遅れることも防げます。
急に担当が変わったときは、予定を変更するときに「通知して更新」を選べば、家族に変更が届きます。子どもが一人で帰る日と迎えに行く日を、家族みんなが同じ予定で見られる状態にしておくと、帰りが遅い日の「今日は誰が迎えに行く?」というやりとりも減らせます。操作の手順は子どもの学校・習い事で使うと家族カレンダーのガイドで紹介しています。
暗くなる前に、帰り道を決めておく
日の入りが早くなると、これまでと同じ帰り道でも、見えやすさは変わります。帰り道を一度一緒に歩き、反射材をつけ、終了時刻と迎えの担当をカレンダーで決めておく。暗くなる前の一手間が、毎日の帰り道を安心なものにします。
