小袋のお菓子には、アレルギー表示がないことがある
ハロウィンには、大袋の詰め合わせを小分けにして、友だちと交換したり配ったりする家庭も多いと思います。このとき見落としやすいのが、小袋の表示です。消費者庁が事業者向けにまとめたハンドブックには、詰め合わせ食品の表示について次のように書かれています。
詰め合わせた食品の場合、外装パッケージに表示を行う必要があり、販売者によってばら売りされることが想定されていない場合は、中身の小袋への表示は必須ではありません。
出典:消費者庁「加工食品の食物アレルギー表示ハンドブック(事業者用)」(令和8年4月版)
つまり、大袋の外装には表示があっても、中の小袋には何も書かれていない場合があります。同じハンドブックは、容器包装に入れずに販売する食品(ばら売りや量り売りなど)も表示の対象外としています。ハンドブックは、事故を防ぐために小袋にも表示することが望ましい、とも述べていますが、必須ではありません。小分けにしたお菓子は、小袋だけを見ても中身がわからないことがある という前提で扱う必要があります。
表示義務のある特定原材料には、2026年4月1日にカシューナッツが追加され、9品目になりました。くるみが加わったのは2023年で、チョコレートやクッキー、焼き菓子には、これらを使ったものが少なくありません。また同じハンドブックでは、「入っているかもしれない」といった単なる可能性の表示は認められておらず、製造ラインでの混入の可能性を伝える注意喚起表示(「本品製造工場では○○を含む製品を生産しています」など)が推奨されている、と説明されています。大袋の外装を見るときは、原材料の欄だけでなく、この注意書きも確かめておきましょう。
食物アレルギーの症状は、かゆみやじんましん、唇やまぶたの腫れなどの軽いものから、意識障害や血圧低下を伴うアナフィラキシーショックのような重いものまであると、消費者庁は説明しています。お菓子を食べた直後の様子には、いつも以上に気を配りたいところです。
事前に、家族と友だちの家庭で共有しておくこと
子ども同士の交換では、悪気なく渡してしまうことが起こりえます。当日に慌てなくて済むよう、前もって決めておきたいことを挙げてみます。
- アレルギーのある子は、もらったお菓子をその場で食べず、いったん持ち帰って大人が確認する。
- 手作りのお菓子や、小袋だけで中身がわからないものは、食べる前に家の人に聞く。
- アレルギーのある子の食べられないものを、一緒に過ごす友だちの家庭にも前もって伝えておく。
- 配る側は、大袋の外装の表示を写真に撮るか、外装ごと持っていき、聞かれたときに答えられるようにしておく。
友だちの家庭の情報は、相手の了承を得てから共有するようにします。当日にその場で確認するより、前もって決めておくほうが、子どもも周りの大人も落ち着いて動けます。
いえのーとで、事前共有を家族で分ける
アレルギー情報はノートにまとめる
いえのーとの ノート に、子どもごとの食べられないもの、症状が出たときの対応、かかりつけの病院を書いておきます。家族のだれが付き添っても、同じ情報を見て動けます。集まりに合わせて見直すときも、ノートを更新すれば、全員が最新の内容を確認できます。操作の手順はノートのガイドで紹介しています。
集まりの予定と持ち寄りのルールをカレンダーに入れる
ハロウィンの集まりは カレンダー に登録します。説明欄に、持ち寄りのルールや、アレルギーのある子がいることを書いておくと、だれが付き添っても、当日の様子をつかめます。通知を設定しておけば、準備を忘れることも防げます。
友だちへの連絡とお菓子選びをTODOと買い物リストで分ける
「友だちの家に連絡する」「持たせるお菓子を選ぶ」といった準備は、TODO に分けて登録し、担当と期限を決めておきます。お菓子の購入は 買い物リスト に入れておくと、家族のだれかが買い物に出たとき、アレルギーに配慮したものを選んでもらえます。購入すると家族に通知が届くので、買い忘れの確認にも役立ちます。操作の手順はTODOのガイドと買い物リストのガイドで紹介しています。
楽しい日にするために、前もって決める
ハロウィンのお菓子交換は、子どもにとって楽しみな行事です。小袋の表示がないことがあると知ったうえで、食べる前に大人が確認し、友だちの家庭とも前もって共有しておく。それだけで、どの子も安心して参加しやすくなります。
