子どもの初スマホは「10歳前後」に。SNS規制の議論と、家庭で決めたいルール

子どもが初めてスマホを持つ平均年齢が10.2歳まで下がり、小学5年生の過半数が所有する時代に。オーストラリアでは16歳未満のSNS利用を禁じる法律が世界で初めて施行されました。規制をめぐる動きを整理しつつ、家庭でできる「我が家のスマホルール」を、いえのーとのメモ・カレンダー・TODOで家族と共有するコツを紹介します。

リビングで子どもと一緒にスマートフォンの使い方を話し合う親子の様子

子どもが初めてスマホを持つ年齢が、10歳前後まで下がっている

「うちの子に、いつスマホを持たせるべき?」——多くの家庭が一度は悩むテーマです。そして、その「いつ」は年々早まっています。子どもが初めて自分のスマホを持つ年齢の最新データを見てみましょう。

子どもが初めてスマートフォンを所有する平均年齢は10.2歳で、女子は9.9歳と調査開始以降初めて10歳を下回った(男子は10.4歳)。5年前の2020年は平均11.0歳で、低年齢化が進んでいる。スマホの所有率は小学5年生で過半数を超え、中学1年生では8割を超える。

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所「初めてのスマホの所有 低年齢化進み、調査開始以降初めて女子は10歳を下回る」(2026年1月26日、2025年11月調査)

つまり、いまの小学校高学年は「半数以上がスマホを持っている」のが当たり前の環境です。塾や習い事の連絡、友だちとのやりとり、調べもの——生活の中でスマホが前提になりつつある一方で、SNS をめぐるトラブルや使いすぎへの不安も同時に大きくなっています。持たせる・持たせないの二択ではなく、「どう付き合わせるか」が家庭の現実的な課題になってきました。

10.2初めてスマホを持つ平均年齢5年前は11.0歳/低年齢化が進む
過半数小学5年生のスマホ所有率中学1年生では8割を超える

オーストラリアは16歳未満のSNS利用を「法律」で禁止した

子どものSNS利用については、家庭のしつけの問題にとどまらず、国の制度として動き出した国もあります。オーストラリアでは2025年12月10日、16歳未満のSNS利用を禁じる法律が、国としては世界で初めて施行されました。

対象となるのは Instagram・Facebook・TikTok・YouTube・X(旧Twitter)など主要な10サービス。SNS各社には「合理的な年齢確認措置」を講じて16歳未満のアカウントを停止・開設防止する義務が課され、違反した企業には最大で約4,950万オーストラリアドル(日本円で約51億円)の罰金が科されます。重要なのは、この罰則はあくまで運営企業に向けたもので、子どもや保護者が罰せられるわけではないという点です。

イギリスやフランスなどでも同様の議論が進んでおり、子どものメンタルヘルスや依存への影響を理由に、規制を強める動きは世界的に広がりつつあります。日本でも「法律で規制すべきか」という問いが投げかけられていますが、現時点で国レベルの利用禁止は導入されていません。海外の制度の詳細は、日本経済新聞の記事もあわせて参照してください。

「禁止か容認か」の前に、家庭でできることがある

国の規制は大きな枠組みですが、それを待つだけでは日々の不安は解消しません。スマホやSNSには、友だちとつながれる・調べものができる・離れていても連絡が取れるといったメリットがある一方で、使いすぎや不適切な投稿、知らない相手とのトラブルといったリスクもあります。大切なのは、その両面を家庭で一度きちんと話し合い、「我が家のルール」として共有しておくことです。

たとえば「夜◯時以降は使わない」「リビングで充電する」「知らない人とはつながらない」「困ったことがあったらすぐ親に相談する」といった約束ごとは、頭ごなしに与えるより、子どもと一緒に理由を確認しながら決めるほうが守られやすくなります。年齢や学年が上がるたびにルールを見直し、少しずつ自分で判断できる範囲を広げていく——そんな関わり方が、禁止と放任のあいだの現実的な落としどころになります。

ルールは一度決めて終わりではなく、家族みんなが同じ内容を覚えていて、必要なときに見返せることが肝心です。パパとママで言うことが違ったり、決めたはずの約束を誰も覚えていなかったりすると、子どもも混乱してしまいます。

いえのーとで「我が家のスマホルール」を共有する

スマホやSNSとの付き合い方は、家族全員が同じ認識を持っていてこそ機能します。いえのーとを使って、ルールと運用を家族で共有しておきましょう。

メモに「我が家のスマホルール」を残しておく

「夜◯時以降は使わない」「アプリを入れる前に親に相談する」「困ったらすぐ話す」など、家族で決めた約束ごとをいえのーとのメモにまとめておきましょう。一度書いておけば、パパ・ママどちらが対応しても同じ説明ができ、子ども自身もいつでも見返せます。文字にして共有しておくことが、ルールを「家族みんなのもの」にする第一歩です。

カレンダーで「見直しのタイミング」を決めておく

スマホとの付き合い方は、学年が上がれば変えていくのが自然です。「進級のタイミングでルールを話し合う」「学期ごとに使い方を振り返る」といった見直しの予定を家族カレンダーに登録しておけば、成長に合わせてルールをアップデートしやすくなります。決めっぱなしにせず、定期的に家族で話し合う習慣をつくっておきましょう。

TODOで「相談ごと」を家族で受け止める

子どもが「新しいアプリを入れたい」「友だちにこう言われた」と相談してきたら、その場で答えを出しにくいこともあります。「週末に家族で話す」などをTODOに登録しておけば、相談を放置せず家族で受け止められます。子どもが安心して相談できる空気をつくることが、トラブルを未然に防ぐいちばんの近道です。

規制の行方を見守りつつ、まず家庭の足元から

子どものスマホ・SNS利用は、世界的に制度が動き始めた大きなテーマです。日本でどんな議論が進むのか、引き続き注目しておきたいところですが、家庭でできることはいまこの瞬間から始められます。

禁止か容認かの二択で悩むより、家族で話し合って「我が家のルール」を決め、成長に合わせて見直していく——いえのーとのメモ・カレンダー・TODOを使って、子どもが安心してスマホと付き合える仕組みを、家族みんなで整えてみてください。

参考・引用元

NTTドコモ モバイル社会研究所「初めてのスマホの所有 低年齢化進み、調査開始以降初めて女子は10歳を下回る」
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