未開封のまま捨てられる食品は年96万トン。家族で同じものを二重に買わないための買い物リストの使い方

環境省の推計では、2024年度の家庭の食品ロスは約224万トン。そのうち約96万トンは、未開封のまま食べずに捨てられる「直接廃棄」でした。家族それぞれが「なかったはず」と同じものを買ってくる二重買いは、その入り口のひとつです。二重買いが起きるパターンを整理し、いえのーとの買い物リストで家族の買い物を1つにまとめる方法を紹介します。

夜の台所で、帰宅した父親が牛乳を冷蔵庫に入れようとしたところ、すでに同じ牛乳があるのに気づき、母親と子どもが笑っている様子

家庭の食品ロスの4割は、未開封のまま

冷蔵庫を開けたら、同じ牛乳が2本。家族の誰かが「なかったはず」と買ってきたものが、期限内に使い切れずに捨てられる。そんな経験はどの家庭にもあるはずです。環境省は毎年、食品ロスの量を推計しています。

令和6年度の食品ロスの発生量は約 461 万トン(うち家庭系約 224 万トン、事業系約 237 万トン)と推計されました。

出典:環境省「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和6年度)の公表について」(2026年6月30日)

環境省の資料では、家庭系のうち約96万トンが「直接廃棄」です。注記には「未開封の食品が食べずに捨てられている」とあります。料理の食べ残しではなく、買ったまま使われなかった食品 が家庭の食品ロスの4割ほどを占めていることになります。家族の二重買いは、その入り口のひとつです。

461万トン2024年度の食品ロスの発生量
224万トンうち家庭系
96万トン家庭系のうち未開封の直接廃棄

二重買いが起きる3つのパターン

  • 家に何があるかが、外からは分からない
  • 家族の誰かがもう買ったかどうかが分からない
  • 「安いから」「たぶん切れていたから」とついでに買う

どれも、買い物の情報が家族のあいだでばらばらになっていることから起きます。メモを冷蔵庫に貼っていても、外にいる家族には見えません。LINEで「牛乳買ってきて」と頼んでも、別の家族がすでに買っているかもしれません。

二重買いを防ぐ3つのルール

1. 買うものは必ずリストに入れてから買う

いえのーとの 買い物リスト を家族で共有し、「買うものは必ずリストに入れる」と決めます。商品名を入れるだけでカテゴリはAIが自動で分けてくれます。購入先を設定しておけば、スーパーではスーパーの分だけを表示できます。

2. 買った人が、その場でチェックする

買ったものにチェックを入れると、家族の画面からも消えます。帰り道に別の家族が同じものを買うことがなくなります。家に帰ってからまとめてチェックするのではなく、カゴに入れたときにチェックするのがコツです。

3. 定番は「よく買うもの」、迷ったら「購入履歴」

牛乳や卵のように毎週のように買うものは、「よく買うもの」に登録しておくとワンタップでリストに追加できます。「この前買ったっけ?」と迷ったら、「購入履歴」タブで前回いつ買ったかを確かめられます。最近買ったばかりなら、まず家にあるかを確かめてからでも遅くありません。

操作の手順は買い物リストの使い方ガイドをご覧ください。

買い物の情報を家族で1つに

家庭の食品ロスのうち、未開封のまま捨てられるものは約4割。その一部は、家族のあいだで買い物の情報が共有されていないことから生まれています。リストを1つにして、買った人がその場でチェックする。それだけで、二重買いも、使い切れずに捨てる食品も減らせます。

参考・引用元

環境省「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和6年度)の公表について」
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