11月5日が「津波防災の日」である理由
11月5日は「津波防災の日」です。内閣府の広報誌「防災の動き」は、その成り立ちを次のように説明しています。
わが国では、東日本大震災が発生した平成23年、津波対策について国民の理解と関心をより一層高めるために「津波対策の推進に関する法律」により毎年11月5日を「津波防災の日」として制定しました。
出典:内閣府「Disaster Management News―防災の動き」(平成28年冬号)
同じ資料によると、11月5日が選ばれたのは、1854年のこの日に安政南海地震の大津波が和歌山県広村(現在の広川町)を襲った際、浜口梧陵が稲わらに火をつけて、逃げ遅れていた人たちを高台へ導いた「稲むらの火」の逸話にちなむものです。2015年には国連総会で同じ日が「世界津波の日」とされました。2026年の11月5日は木曜日です。日付にあわせて、前後の週末に家族で備えを見直す きっかけにしてみませんか。
津波は「見てから逃げる」では間に合わない
津波の伝播速度は非常に速く、見てから逃げるのでは間に合いません。
津波の力は非常に強く、高さ20~30cm程度の津波であっても速い流れに巻き込まれてしまうおそれがあります。
出典:気象庁「津波から身を守るために」(2026年10月確認)
気象庁は、津波は「引き」から始まるとは限らないこと、繰り返し襲ってきて後の波が高くなることもあること、海から離れていても川に沿って襲ってくることがあることも伝えています。備えとして、避難場所や避難ビルの場所と経路を周りの人と確認し、1か所だけでなく、さらに高い場所も調べておくこと、実際に経路を歩いてみることを勧めています。揺れを感じてから考えるのではなく、先に決めておく ことが大切です。
週末に家族で点検すること
備蓄と防災グッズ
政府広報オンライン(2026年7月27日)は、家庭では最低3日分から1週間分の食品を人数分用意することが望ましいとしています。水は1人1日およそ3Lで、カセットコンロとカセットボンベも必需品とされています。普段の食品を少し多めに買い、古いものから使って買い足す「ローリングストック」なら、手軽に始められます。乳幼児や高齢者、食物アレルギーのある家族の食品は、少なくとも2週間分の備蓄が推奨されています。
避難場所と経路
自宅、学校、職場の周辺で津波のおそれがある場所を、ハザードマップで確かめます。避難場所までの道を家族で一度歩いてみると、子どもの足で何分かかるかもわかります。
連絡方法
NTT東日本の災害用伝言ダイヤル(171)は、毎月1日と15日の0時から24時まで体験利用できます。今日11月1日と、次の15日が体験できる日です。伝言の録音時間は30秒で、1つの電話番号あたり20伝言まで残せます。災害が発生した際には、体験利用ができない場合があるとされています。家族の誰かが、実際に録音と再生を試しておくと安心です。
いえのーとで、点検を家族で回す
いえのーとの TODO に「備蓄の賞味期限を確認する」「非常持ち出し袋の中身を見直す」と登録し、担当と期限を決めます。繰り返し設定を使えば、半年後や毎年、同じ時期にTODOが出てきます。足りないものは 買い物リスト に入れておけば、家族の誰かが買い物のついでに買えます。
避難場所、集合場所、171の使い方、家族それぞれの薬やアレルギーは ノート にまとめておきます。ただし、電波が不安定なときのために、大事な内容は紙にも書き写しておくと安心です。毎年11月5日を カレンダー に繰り返し予定として入れておけば、備えを見直す日が毎年やってきます。操作の手順はTODOのガイド、買い物リストのガイド、ノートのガイド、家族カレンダーのガイドで紹介しています。
日付を、備えの見直しの日にする
11月5日の津波防災の日は、備えを見直すちょうどよい節目です。備蓄、避難場所、連絡方法の3つを、週末に家族で点検し、担当と期限をいえのーとに残しておく。それだけで、いざというときの動きが変わります。
