家の味を受け継ぎたい人は86%、実際に受け継いでいる人は65%。「おふくろの味」を家族で残す方法

農林水産省の食育に関する意識調査では、家庭で受け継がれた料理や味を受け継ぐことを「大切」と思う人は86.1%でしたが、実際に受け継いでいる人は64.7%でした。継承に必要なことの最多は「親等から家庭で教わること」。目分量で作ってきた家の味は、作る人が元気なうちに残しておかないと途切れてしまいます。いえのーとのレシピで家族の料理を残し、分け合う方法をまとめました。

あたたかな台所で、祖母が肉じゃがの作り方を娘と孫に教え、孫が踏み台に乗って鍋をかき混ぜている様子

「大切」と思う人と「受け継いでいる」人の差

実家の煮物、祖母のお雑煮、何度も食べたカレー。家の味は、いつでも食べられるようでいて、作る人がいなくなると再現できなくなります。農林水産省の調査は、このギャップを数字で示しています。

郷土料理や伝統料理、家庭で受け継がれた料理・味・作法を受け継ぐことが大切だと「そう思う」と回答した人の割合は86.1%。一方、実際に「受け継いでいる」と回答した人の割合は64.7%、「受け継いでいない」は34.8%だった。

出典:農林水産省「食育に関する意識調査報告書」(2025年3月)

この調査でいう料理には、郷土料理だけでなく、いわゆる「おふくろの味」のような家庭料理も含まれます。大切だと思っていても、およそ3人に1人は受け継いでいない。そして継承に必要なこととして最も多く挙げられたのは、「親等から家庭で教わること」(88.5%)でした。家の味は、家族の中で意識して残さないと残らない ということです。

86.1%家庭の味などを受け継ぐことは大切と思う人
64.7%実際に受け継いでいる人受け継いでいないは34.8%
88.5%継承に必要なこと「親等から家庭で教わる」最多

家の味が途切れる3つの理由

  • 目分量で作られていて、分量がどこにも書かれていない
  • 作れるのが家族の中で一人だけ
  • 「今度聞こう」と思っているうちに、聞ける機会がなくなる

どれも、特別なことではありません。だからこそ、帰省や実家で料理をする機会があるうちに、少しずつ残しておくことが大切です。

家の味を家族で残す3つの方法

1. 作るところを一緒に見て、分量をその場で書き留める

「適当に」「このくらい」と言われた分量は、計量スプーンで測りながら書き留めます。いえのーとの レシピ に「手入力」で登録しておけば、家族全員が見られます。火加減や「ここで味見をする」といったコツは、メモ欄に残しておきましょう。

2. 手書きのメモや料理本は写真で取り込む

実家の台所に残っている手書きのレシピや、付箋だらけの料理本は、レシピの「画像」から写真で取り込めます。写真は10枚まで選べるので、見開きのページや複数枚のメモも、1件のレシピとしてまとめられます。

3. 自分の家に合わせて直し、感想を残す

実家の味は大家族向けの分量だったり、味付けが濃いめだったりします。レシピの「AIで修正」なら、「4人分に変更して」「塩分を半分にして」と文章で頼むだけで、どこが変わるかを確かめてから直せます。作ったあとに感想を残しておけば、家族で少しずつ「うちの味」に育てていけます。

材料は行のカートのアイコンから 買い物リスト に送れるので、教わった料理を次の週末に作ってみるのも簡単です。操作の手順はレシピの使い方ガイドをご覧ください。

次の帰省で、一品だけ教わってみる

家の味を受け継ぐことを大切だと思う人は大多数です。差がつくのは、実際に教わる機会をつくれるかどうか。次の帰省で一品だけ一緒に作り、分量を書き留めて家族と共有する。その積み重ねが、子どもの世代に届く家の味になります。

参考・引用元

農林水産省「食育に関する意識調査報告書」
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