「大切」と思う人と「受け継いでいる」人の差
実家の煮物、祖母のお雑煮、何度も食べたカレー。家の味は、いつでも食べられるようでいて、作る人がいなくなると再現できなくなります。農林水産省の調査は、このギャップを数字で示しています。
郷土料理や伝統料理、家庭で受け継がれた料理・味・作法を受け継ぐことが大切だと「そう思う」と回答した人の割合は86.1%。一方、実際に「受け継いでいる」と回答した人の割合は64.7%、「受け継いでいない」は34.8%だった。
出典:農林水産省「食育に関する意識調査報告書」(2025年3月)
この調査でいう料理には、郷土料理だけでなく、いわゆる「おふくろの味」のような家庭料理も含まれます。大切だと思っていても、およそ3人に1人は受け継いでいない。そして継承に必要なこととして最も多く挙げられたのは、「親等から家庭で教わること」(88.5%)でした。家の味は、家族の中で意識して残さないと残らない ということです。
家の味が途切れる3つの理由
- 目分量で作られていて、分量がどこにも書かれていない
- 作れるのが家族の中で一人だけ
- 「今度聞こう」と思っているうちに、聞ける機会がなくなる
どれも、特別なことではありません。だからこそ、帰省や実家で料理をする機会があるうちに、少しずつ残しておくことが大切です。
家の味を家族で残す3つの方法
1. 作るところを一緒に見て、分量をその場で書き留める
「適当に」「このくらい」と言われた分量は、計量スプーンで測りながら書き留めます。いえのーとの レシピ に「手入力」で登録しておけば、家族全員が見られます。火加減や「ここで味見をする」といったコツは、メモ欄に残しておきましょう。
2. 手書きのメモや料理本は写真で取り込む
実家の台所に残っている手書きのレシピや、付箋だらけの料理本は、レシピの「画像」から写真で取り込めます。写真は10枚まで選べるので、見開きのページや複数枚のメモも、1件のレシピとしてまとめられます。
3. 自分の家に合わせて直し、感想を残す
実家の味は大家族向けの分量だったり、味付けが濃いめだったりします。レシピの「AIで修正」なら、「4人分に変更して」「塩分を半分にして」と文章で頼むだけで、どこが変わるかを確かめてから直せます。作ったあとに感想を残しておけば、家族で少しずつ「うちの味」に育てていけます。
材料は行のカートのアイコンから 買い物リスト に送れるので、教わった料理を次の週末に作ってみるのも簡単です。操作の手順はレシピの使い方ガイドをご覧ください。
次の帰省で、一品だけ教わってみる
家の味を受け継ぐことを大切だと思う人は大多数です。差がつくのは、実際に教わる機会をつくれるかどうか。次の帰省で一品だけ一緒に作り、分量を書き留めて家族と共有する。その積み重ねが、子どもの世代に届く家の味になります。
