家族の動画が、ある日ネットミームになる
10月4日に始まったドラマ『もうパパ!』(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後10時15分)は、家族の日常を動画で発信してきた父と、その動画で有名になった娘の物語です。第1話のあらすじでは、娘が有名になったきっかけが次のように紹介されています。
家族系チャンネル『タラちゃんねる』に登場した紀子が、「もうパパ!」と怒る動画が大バズりし、ネットミームにもなったのだ。
出典:オリコンニュース「原菜乃華『もうパパ!』第1話、動画で大バズ→ネットミーム化 登録者数95万人で気持ちに変化【あらすじ】」(秋田魁新報電子版掲載、2026年10月4日)
ドラマの中の話ではありますが、子どものころの写真や動画が本人の知らないところで広まり、成長してからも消えずに残るという構図は、SNSに家族の写真を載せる誰にでも起こり得ます。一度広まった画像は、投稿を消しても取り戻せません。 大学生になった紀子が父の顔色をうかがう日々に違和感を覚え始める、という描かれ方も、子ども本人の気持ちを考えるきっかけになります。
公開アカウントで顔を出している親は1000人中67人
2〜4歳の子を持つ親1000人に、SNSでの子どもの写真の扱いを聞いた調査(複数回答)があります。いちばん多かったのは「一切公開していない・SNSをやっていない」で、公開アカウントで投稿している人はごく一部でした。
多くの親が、公開の範囲を絞ったり、そもそも載せなかったりしています。ただ、夫婦のどちらか、あるいは祖父母が別の考えで投稿していることもあります。家族の中で考えをそろえておくことが大切です。
SNSに載せる前に、家族で決めておく3つのこと
1. 載せる前に子ども本人に聞く
言葉で答えられる年齢になったら、載せる前に「この写真、みんなに見せてもいい?」と聞きます。嫌だと言われたら載せない、あとから嫌になったら消す、と約束しておくと、子どもも本音を言いやすくなります。ドラマの父が口にしていた「辞めたくなったら終了する」という約束も、本人が言い出せる関係があってこそ意味を持ちます。
2. 公開する範囲と、写さないものを決める
誰に見せるのか(公開アカウントか、限られた友人だけか)と、写さないものを決めておきます。制服や名札、学校名が分かる場所、自宅の周辺、位置情報などは、顔を隠していても住んでいる場所につながります。決めたことは、いえのーとの ノート に「写真を載せるときのルール」としてまとめ、夫婦や祖父母とも共有しておきます。
3. まずは家族の中だけで共有する場所を持つ
成長を見てほしい相手が祖父母や親せきなら、SNSに載せなくても届けられます。いえのーとの ノート は写真付きで残せるので、運動会や七五三の写真を家族の中だけで共有し、あとから一緒に振り返れます。
ノートの使い方はノートのガイドで紹介しています。子どものスマホやSNSの使い方については子どもの初スマホは「10歳前後」にもあわせてご覧ください。
思い出は、本人が大人になっても笑えるものに
家族の写真を残すこと自体は、とても大切なことです。ただ、それを誰に見せるかは、写っている子ども本人にも関わります。ドラマを家族で観たあとに、「うちはどうする?」と話してみるのもよいきっかけになるはずです。
