11月の食品値上げは1,469品目、前年同月の約10倍。ピークは越えても続く値上げに、家族の買い物で備えること

帝国データバンクによると、11月の飲食料品の値上げは1,469品目が判明しています。9月・10月よりは大きく減るものの、前年同月の約10倍の規模で、2027年にかけても断続的な値上げが続くと予想されています。駆け込みで買いだめする前に、家族の買い物で見直しておきたいことをまとめました。

秋のスーパーの通路で、母親がカートを押し、娘がマヨネーズとジュースのボトルを見比べ、父親がメモ帳の買い物リストを確かめている様子

11月は1,469品目。数は減っても、前年の約10倍

9月と10月は、どちらも食品の値上げが3,000品目を超える月でした。帝国データバンクが主要な食品メーカー195社を集計した調査では、11月の値上げは次のように見込まれています。

11月単月も1469品目が判明し、前年同月の約10倍規模に達するものの、9~10月に比べると大幅な減少が見込まれ、2026年内の値上げラッシュは10月をピークに一旦は収束するとみられる。

出典:帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2026年10月」(2026年9月30日)

「収束」という言葉に少しほっとしますが、値上げが止まるわけではありません。前年の11月と比べると約10倍で、同じ調査は 2027年にかけても断続的な値上げが続く と予想しています。また、この集計は9月末時点で判明した分なので、その後の発表で増えることがあります。

9月
4,965品目
10月
3,153品目
11月
1,469品目

値上げの理由で最も多いのは「原材料高」で91.3%、次いで電気代などの「エネルギー」が63.8%でした。「中東情勢」を理由にした値上げも27.8%あり、物流費や人件費の上昇も重なっています。年間では1〜12月の判明分で2万187品目になり、分野別では冷凍食品やパックご飯などの加工食品が最も多くなっています。毎日の食卓に並ぶものほど、影響を受けやすい状況です。

家族の買い物で見直しておく3つのこと

1. 「うちの定番」を買い物リストで把握する

値上げのニュースを聞いても、自分の家にどれくらい関係があるのかは分かりにくいものです。いえのーとの 買い物リスト に毎回入る品、たとえば調味料、飲み物、冷凍食品、お菓子を眺めると、うちで大事な定番が見えてきます。定番だけ店頭の価格を意識すれば、値上がりにも気づきやすくなります。

2. 値上げ前のまとめ買いは「保存がきいて、使い切れる量」だけ

10月末に駆け込みで買いだめしたくなりますが、賞味期限内に使い切れなければ、節約した分より捨てる分のほうが高くつきます。まとめ買いするなら、未開封で日持ちするものを、ふだんの使用量から計算した範囲にとどめましょう。家族がそれぞれ買い足して二重にならないよう、買ったらリストでチェックを付けます。

3. プライベートブランドや容量違いを、家族で試して決める

いつもの商品をプライベートブランドに変える、大容量を小分けして使う、といった工夫は、家族の好みが合わないと続きません。試した結果を ノート に「このマヨネーズは子どももOK」「この麺つゆは味が薄い」のように残しておくと、次に買い物に行く人が迷わずに済みます。

買い物リストの共有の仕方は買い物リストのガイドで紹介しています。10月の値上げの状況は10月の食品値上げは3,033品目、酒税の一本化も重なるもあわせてご覧ください。その後の集計で、10月は3,153品目に増えています。

急に節約するより、選び方をそろえる

値上げが続くと、つい食費を削ることばかり考えてしまいます。けれど、無理な節約は長続きしません。家族で定番と選び方をそろえておくだけで、誰が買い物に行っても同じ判断ができるようになります。値上げが一服する11月を、買い物の仕組みを整える時期にしてみてください。

参考・引用元

帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2026年10月」
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