9月に続き、10月も3千品目を超える値上げ
食品の値上げが続いています。帝国データバンクが主要な食品メーカー195社を対象に集計した調査では、次のような見通しが示されました。
2026年9月の飲食料品値上げは、合計4923品目となった。単月の値上げ品目数としては2026年で最も多く、年内最大の値上げラッシュとなる。10月以降では、10月(3033品目)が単月で3千品目を超える見通し。2カ月連続で単月あたり3千品目を超えるのは、2023年6〜7月以来、約3年ぶり。
出典:帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2026年9月」(2026年8月31日)
9月に値上げが多かったのは、マヨネーズやドレッシング、しょうゆなどの調味料(1959品目)と、冷凍食品などの加工食品(1848品目)でした。どちらも毎日の食卓で使うものばかりです。値上げの理由は原材料高が9割を占め、電気代などのエネルギーや中東情勢の影響も重なっています。特定の商品だけでなく、いつも買っているものが少しずつ上がり続けている のが今の状況です。
10月1日には酒税も変わった
10月はお酒の税金も変わりました。財務省によると、ビール・発泡酒・新ジャンルといったビール系飲料の酒税は、10月から350ml換算で54.25円に一本化されます。チューハイなどの税率も350ml換算35円に引き上げられました(財務省「酒税に関する資料」)。
ビールは税が下がり、これまで税率の低かった発泡酒や新ジャンル、チューハイは上がる方向です。家で飲むお酒を「安いから」という理由で選んでいた家庭ほど、値段の差が縮まったことに気づくはずです。
家族の買い物で見直しておく3つのこと
1. 値上げ前のまとめ買いは「使い切れる量」だけ
値上げの知らせを聞くと買いだめしたくなりますが、使い切る前に賞味期限が来たり、置き場所がなくなったりしては意味がありません。まとめ買いするのは、普段の消費量から見て期限内に使い切れる量と、家の収納に入る範囲までにしておきましょう。
2. 値上げの多い分野の「いつもの」を見直す
調味料や冷凍食品は、同じ用途でも銘柄や容量の選択肢が多い分野です。大容量のほうが割安なのか、プライベートブランドで代わりになるものはあるのか。値上げをきっかけに「いつもの」を一度見直すと、家計への影響を小さくできます。
3. 「変えないもの」と「変えてもいいもの」を家族で決める
家族には、それぞれこだわりのある食品があります。子どもが好きなふりかけ、夫婦どちらかが譲れないコーヒー。全部を安いものに変えようとすると不満が出ます。変えないものを先に決めて、それ以外で見直す ほうが、家族みんなが納得しやすくなります。
いえのーとで家族の買い物をそろえる
見直した結果は、いえのーとの 買い物リスト に銘柄と容量まで書いておきます。家族の誰が買いに行っても同じものを選べるので、せっかく決めた見直しが「いつもの癖」で元に戻ることを防げます。
よく買うものの値段を、いつもの店ごとに ノート に書き残しておくのも手です。値上げがあってもどれくらい上がったのかが分かり、どの店で買うかを家族で相談しやすくなります。「変えないものリスト」もノートにまとめておきましょう。
7月の値上げと買い物の工夫については、7月の食品値上げは2566品目もあわせてご覧ください。
値上げが続く年は、買い方を家族でそろえる
2026年の食品値上げは、年間で2万品目を超える見通しです。一度の値上げで慌てるより、使い切れる量で買う、いつものを見直す、変えないものを決める、という買い方を家族でそろえておくほうが、長く続く値上げに強くなります。
