メールアドレスとパスワードの組み合わせが流出した
ソフトウェアやアプリを販売するソースネクストが、10月15日に会員情報の流出を発表しました。10月9日10時頃から第三者の不正アクセスが続き、会員情報を取り出す仕組み(API)が不正に使われていたといいます。気づいたのは10月13日の朝で、同日13時36分までに封じ込めを終えたとしています。流出の対象には、氏名や住所に加えて メールアドレスとパスワード が含まれています。同社は会員に向けて、次のように呼びかけています。
流出した可能性のあるメールアドレスとパスワードの組み合わせを用いて、第三者が他のサービスへのログインを試みるおそれがございます。当社サービスと同じ組み合わせを他のサービスでもご利用の場合は、不正ログインの被害を防ぐため、該当するサービスのパスワードもご変更いただきますようお願いいたします。
出典:ソースネクスト「当社サイトへの不正アクセスによるお客様情報流出のお詫びとお知らせ」(2026年10月15日)
ソースネクストのアカウントそのものは、すべてのパスワードがすでに無効化されています。心配なのは、同じメールアドレスとパスワードを、通販やネット銀行、SNSなど別のサービスでも使っている場合 です。流出した組み合わせを片っ端から試す不正ログインは、使い回しているサービスが多いほど被害が広がります。クレジットカード情報は対象のシステムに保存されておらず、流出していないとされています。
家族で今週中に済ませておく3つのこと
ソフトを買ったときやサポートを受けたときに会員登録をして、そのまま忘れている人は少なくありません。パソコンの設定を家族の誰かがまとめてやった家庭では、登録した本人が覚えていないこともあります。自分だけでなく、家族全員で確かめておきましょう。
1. 登録しているかを、受信メールで確かめる
家族それぞれが、ふだん使っているメールの受信箱を「ソースネクスト」で検索します。購入やユーザー登録の確認メールが見つかれば、そのメールアドレスで会員登録している可能性があります。同社からは対象者に順次連絡があるとされていますが、それを待たずに確かめられます。
2. 同じパスワードを使っているサービスを、大事な順に変える
登録していた場合は、同じメールアドレスとパスワードで使っているサービスを洗い出し、新しいパスワードに変えます。乗っ取られると被害が大きい メール、ネット銀行・証券、通販、スマホ決済、SNS の順に進めると、途中で時間切れになっても大事なところは守れます。2段階認証が使えるサービスは、この機会に設定しておきます。
3. 「パスワードを再設定してください」という連絡のURLは開かない
流出した情報を使って、同社や関係先を装ったメールやSMSが届くおそれがあると、同社自身が注意を呼びかけています。パスワードを変えるときは、届いたメールのリンクからではなく、公式アプリやブックマークから開くのが安全です。離れて暮らす親にも、同じことをひと言伝えておきましょう。
いえのーとで分けるときは、パスワードを書かない
変更作業は1人で全部やろうとすると後回しになりがちです。いえのーとの TODO に「ネット銀行のパスワードを変える」「通販サイトのパスワードを変える」のように1サービスずつ登録し、それぞれの担当者と、今週末までの期限を決めておきます。
どのサービスを変えたかは ノート に残しておくと、次に同じようなことが起きたときに見直す範囲がすぐ分かります。ただし、ノートに書くのは サービス名と変更した日だけ にして、パスワードそのものは書かないでください。パスワードは、スマホやブラウザのパスワード管理機能など、そのための仕組みに任せるのが安心です。
TODOの担当と期限の付け方はTODOのガイドで紹介しています。家族の写真や情報をネットに出すときの考え方は家族の写真をSNSに載せる前に決めておくこともあわせてご覧ください。
「うちは関係ない」と思う前に、ひと検索
会員情報の流出は、どこか遠くの話に思えます。けれど、家族の誰かが何年も前に登録したアカウントが、いまも使っているパスワードとつながっていることがあります。受信箱をひと検索するだけで分かることなので、今夜のうちに家族で声をかけ合ってみてください。
